第10回:42頁「 鬱そして実績 」
今、あなたの心はどの季節にいますか?
そこではどんなことが起きていますか?
私たちが生身の人間であり、
こころという目には見えない意識が働き、
それがまるで、季節のように変わりゆくものであること、
私たちはそれをコントロールするのではなく、
クリーニングによって受け入れ、手放し、
また新しい季節をゼロから迎えることができるようにできているということを、
春夏秋冬、
クリーニングしながら、
あなたのいのち本来のリズムを取り戻していきましょう。
クリーニング
ゼロ
愛
平和
◯
心を観察しながら、
以下のガイドに沿ってクリーニングしていきます。
「 正しい 」答えはありません。
これは「 あなた 」の記憶のクリーニングの歴史の始まりです。
あなたが、こころの状態に気づき、クリーニングする。
それが唯一の目的です。
そして、あなたのウニヒピリにとってベストなタイミングで、
少しづつ、
神聖なる存在のスピードによって、
あなたのいのちのペースに戻っていくための時間です。
焦りをクリーニング。
期待をクリーニング。
判断をクリーニング。
記憶は消去されていきます。
記憶は消去されているのです。
あなたが判断から自由になることへの招待の扉の前に今あなたは立っています。
ここに立つ間は、
あなたは自由に、
あなたの神聖なる存在の手のひらの上で、
ただ、あるものを、
クリーニングして、
見えてくるものを、
クリーニングするだけです。
始めていきましょう。
ありがとうございます。
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○ あなたにとって鬱という体験はどのように現れていますか?
職場または家以外の環境で今まで体験したことのないような感情に陥ったことはありませんか?
そこで起きるどんなことも、あなたが思っているようなあなたの鬱の真の原因ではありません。
ここでは、モーナさんが問題の一つの要因として、第二次世界大戦に関わる何かの記憶ということを明らかにしましたが、
どのような問題でも、私たちの想像をはるか超えた事柄が積み重なり、今の体験を引き起こしています。
しかし、ここで何よりも重要なのは、その真の原因を究明することではありません。
それよりも、いま、あなたが鬱であるということを体験し、知覚し、クリーニングを始める。
そのことが何よりも、あなたのウニヒピリにとって一番大切な解決の糸口であり、問題解決のスタート合図なのです。
この体験記の中で、重要なのは、
C.Y.さんは、鬱を治すためにでも、または仕事での生産性をあげるため、クリーニングしたのでもないということです。
ただ、起きる体験をその都度クリーニングした、そのことが問題解決の唯一の理由です。
鬱という体験をクリーニングしたということで、
モーナのいう第二次世界大戦のことをクリーニングし、
それ以外の、私たちには捉えきれない多くの記憶をクリーニングしました。
その結果、生産性にもつながり、賞もついてきた。
ですから、私たちは、日頃クリーニングする時に、
できるだけ、自分が今、クリーニングしている、その「動機」についてもクリーニングする必要がある。
なぜなら、~~~であるからそれをクリーニングしよう、とする時に、
「その問題さえなければ」幸せになれる、健康になれる、豊かになれる、愛される、といったように、
私たちはあらかじめ、問題の唯一の原因をそこで決め、さらに、その問題が解決されれば、~~~なる。と結果まで決めてしまっている場合があるからです。
私たちにとって、ベストなことは神聖なる存在しかわかりません。
「理解を超えた平和」という言葉をヒューレン博士はよくお話されますが、
私たちはクリーニングの動機さえクリーニングする時、
あらゆる歴史としがらみを手放し、「本当の自分」を生きる準備ができているのです。