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オレゴン州、ポートランド在住
SITHホ・オポノポノマスター・コーディネーター

イハレアカラは至ってシンプルな短いことしか話しませんが、どんな時もクリーニングを通してインスピレーションから話すため、完璧なタイミングで完璧な言葉がそれを聞く人、場所、あらゆるアイデンティティーに届いているということを何度も実感しました。何気ないことでも、クリーニングされた言葉というのは、人生に大きなインパクトを与えます。

初めてホ・オポノポノのクラスを受講した当時、わたしはまだ10代の7人の子どもの子育ての真っ最中でした。そのクラスで出会った女性が、2週間後にヨーロッパで開催されるクラスのオーガナイザーで、イハレアカラとのそのツアーにわたしを誘ってくれました。
当時のわたしにとって、子どもと夫を置いて週末のクラスに参加するだけでも大ごとだったため、海外へ行くなんてありえないことでした。しかし、その時は考えるより先に夫に相談していました。そして夫は二つ返事で「行ってきなさい、わたしたちは大丈夫だよ」と言ってくれました。7人の子育てをなんとかやりくりしていた日々からは想像もしていなかった流れでした。

イハレアカラと10名前後のまだ知り合ったばかりの人々との旅が始まりました。わたしたちは飛行機でカリフォルニアからイギリスに渡りました。
到着後、大きなバンが用意されていて、これからこのメンバーでバンに乗って移動するのだというのです。
わたしは元来心配性で、たとえどんな小さなことでも、あらかじめ下準備をしないと行動に移せない人間です。知らない人との旅はもちろん、バンの運転が未経験だというその女性に地図が読めないから隣に座ってほしいと言われた時、わたしは一瞬パニックになりました。

その頃、他のメンバーも旅の疲れも出ているのか、だんだんと小さなことに感情的になっていることに気がつきました。そんな時、イハレアカラを見ると、イハレアカラは借りたバンの隣に静かに立っていました。その姿を見て、わたしはクリーニングを思い出しトイレに駆け込み、クリーニングを実践しました。すると、なぜだか、わたしが自分で運転しようという考えが頭に浮かびました。考えた結果というよりも、起きている流れの中に見えた感覚でした。

わたしは皆のところへ戻り、博士に「わたしが運転します」と伝えると、博士は黙ってバンの中に乗り込みました。それに続いて皆が急に静かになって、バンの中にまるで、指定席が決められていたかのように乗り込みました。
それからというもの、全ては順調に進んでいきました。わたしは安心してバンを運転し、隣にいる女性は地図を読んでくれ、そしてそのガイドはどの瞬間も完璧なタイミングでした。
そのバンの中にたった一人でも、すべての責任をとっている存在がいるということの偉大さ、パワフルさをわたしは終始感じていました。
ホ・オポノポノのクラスで、イハレアカラは何度も問いかけていました。

「問題の責任はどこにあるのか?」
「自分は一体何者か?」

自分の目の前でたとえ何が起きようとも、すべては自分の記憶の再生であると責任を取り、クリーニングをする時、その場には平和を取り戻すためのありとあらゆることが起こります。

その後、わたしはこのSITHホ・オポノポノが世界で開催されることをまとめていく役割を与えられるようになりましたが、イハレアカラと共にいる時、わたしはどんな時も、その大きなクリーニングのプロセスの内にいることを感じ続けていました。
イハレアカラはこんなことをおっしゃいました。
「自分がクリーニングをした結果、インスピレーションを受け取るのは誰だっていい。とにかく誰かがインスピレーションを受け取り本当の道、本当の自分を取り戻してほしい。それは自分でなくても構わない。あなたでも、まだ出会ったことのない郵便配達員でも、それは誰だって構わない。しかし、問題が起きた時に、クリーニングする責任があるのは、ただ一人自分自身である」と。
「自分が責任を取る」と聞くとそれはとても途方もないことのように感じるかもしれません。しかし、イハレアカラと時間を共に過ごし、わたしも実践するようになり、その結果はいつだって、どんな時も、平和が実現されているということを感じていました。
イハレアカラは深く愛された講師でした。なぜならば、問題に対し100%の責任を取ることであらゆる存在との完璧な関わりを一瞬一瞬体現されていたからです。

Mary Koehler
メリー・コーラー


Mary Koehler メリー・コーラー IZI LLC主催のセルフアイデンティティー スルー ホ・オポノポノのマスター·コーディネーター。 1997年に初めてクラスに参加し、一年後にはアメリカ オレゴン州においてクラスのコーディネーターを開始。以後、ヒューレン博士とともに世界中を旅する。7人のこどもの母親であり、現在14人の孫の祖母になった。実生活でのクリーニングが、経営者、主婦、あらゆる層から支持を受けている。 メリー・コーラーのインタビュー記事はこちらからご覧ください。

イハレアカラ・ヒューレン博士
追悼関連インタビュー

2022年1月15日配信:ヒューレン博士の軌跡

2022年1月21日配信:INTO DIVINITY (神聖なる存在の内へ)

2023年1月15日配信:100%問題の責任を取る人<イハレアカラ・ヒューレン博士没後1年を迎えて>

2023年1月17日配信:Vol. 1:メリー・コーラー(前編)

2023年1月24日配信:Vol. 1:メリー・コーラー(中編)

2023年1月31日配信:Vol. 1:メリー・コーラー(後編)

2023年2月7日配信:Vol. 2:マービン・カライキ・グリーノ

2023年2月14日配信:Vol. 3:ワイレア ・クレイヴェン・X

2023年2月21日配信:Vol. 4:ベティー・PUA・平良

2023年2月28日配信:Vol. 5:Gulya Kekaulike Polikoff

2023年3月7日配信:Vol. 6:ネロ・チェッコン

2023年3月14日配信:Vol. 7:Jean-Pierre Deluca

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2023年4月11日配信:Vol. 9:モミラニ・ラムストラム

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2023年5月16日配信:Vol. 13:Dieliz Cecile Villegas Surita

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2023年6月13日配信:Vol. 16:ジャーニー・リー

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