第12回:72頁「 三にして一 」
Dewdrops of Wisdom
叡智のしずく
第12回:72頁「 三にして一 」
たった一滴のしずくでも、
それが水の上に落ちるとき、
水紋を作って、スペース全体と共鳴し、
それがどんなに小さなしずくでも、
乾いたものを潤します。
どんなに小さな一滴でも、
それがどのように世界に影響を与えているのかは分かりません。
あなたのしずくが、
ぽとりと社会に落ちたとき、
それが一体どんな流れを作るでしょう。
しずくはいつだって完璧なタイミングで落ちます。
しずくがぽとりと落ちるとき、その瞬間、
地球の裏側の葉一枚の動きに、どのようにそれが影響し、
それが波に乗って、鳥の羽をなびかせ、山にこだました結果なのか、
わたしたちの頭では理解できませんが、
宇宙にとって完璧なタイミングなのです。
リーディングスタディー『叡智のしずく』を体験していく中で、
わたしたちは、本書にある一つの章ごとに、
繰り返し体験し、潜在意識から現れるものをクリーニングしていきます。
それは、わたしたちが暗闇の中で彷徨う生き方から、
神聖なる存在に導かれて、あなたの道を歩いていく、変換の作業そのものです。
時間を超えたエーテル体に向けたしずくの旅がこれから始まります。
◯
心を観察しながら、
以下のガイドに沿ってクリーニングしていきます。
「 正しい 」答えはありません。
これは「 あなた 」の記憶のクリーニングの歴史の始まりです。
あなたが、こころの状態に気づき、クリーニングする。
それが唯一の目的です。
そして、あなたのウニヒピリにとってベストなタイミングで、
少しづつ、
神聖なる存在のスピードによって、
あなたのいのちのペースに戻っていくための時間です。
焦りをクリーニング。
期待をクリーニング。
判断をクリーニング。
記憶は消去されていきます。
記憶は消去されているのです。
あなたが判断から自由になることへの招待の扉の前に今あなたは立っています。
ここに立つ間は、
あなたは自由に、
あなたの神聖なる存在の手のひらの上で、
ただ、あるものを、
クリーニングして、
見えてくるものを、
クリーニングするだけです。
始めていきましょう。
ありがとうございます。
自分を知っている
自分に自信を持つ
我が道を往く
昔から、自分らしく生きることは良いこと、素晴らしいこと、大切なことだと、教科書、漫画、アニメ、映画、そしてあらゆる物語を通じて学んできました。
多くの成功者たちは、自分の道を知り、自分らしく生きているように思えます。
それでは、実際に本当の自分を生きること、
あなたはそのことについて、いったいどのように感じていますか?
本当の思いを口にしたら、怒られる
本当の自分を見せたら、失望される
本当の姿を見せたら、恥をかく
本当の自分を生きることに憧れる、その思いの裏には意外にも多くのネガティブな思いが見つかりませんか?
それらは、これまでのあらゆるいのちの旅の中で溜め込んできた、
あらゆる歴史、思い、体験、痛みの声、そのものかもしれません。
ありのままの自分でいることによって体験した傷、恐れ、怒り、悲しみを抱えたままのウニヒピリは、その傷が癒されないまま、日々繰り返し記憶を再生しています。
どんなに記憶を再生しようと、それを無視され、いつまでも自由が実現できないその嘆きは、わたしたちの生活の中で問題として現れます。
自分を生きたい、という願いを体験したその裏にある恐れ、違和感を今ここでクリーニングしてみましょう。
あらゆる不快な想い、出来事に蓋をしてきた結果、ウニヒピリはあらゆる手立てで、記憶を消去してもらえるように、あなたに表現するでしょう。
エゴは、あらゆるウニヒピリの嘆きそのものです。エゴを感じたら、クリーニングします。
それを判断したり、反発するのではなく、これまで無視してきたウニヒピリを受け入れ、クリーニングを通してケアするのです。
他者にエゴを見るときもそれと同じです。
相手を通して、わたしたちはいつもウニヒピリと会話をしているのです。
自分を生きるとどうなってしまうのか、その恐れをクリーニングします。
これまでのあらゆる長い歴史の中でないがしろにされてきたあらゆる痛みをここで開放することができます。