日々の生活の中であなたが、ストレスや不安、孤独などを感じるとき、どこかで、「あなた」対「世界」、または「あなた」対「問題」、「あなた」対「あの人」というように、あなたとあなた以外の何かで、問題や状況を判断しているのではないでしょうか？

もしも、それに気づいたとき、ふとその様子をさらに観察してみることができたら何が目に映るでしょうか。

通勤途中の道で、工事現場が目に入りませんか？

１日の終わりに足の疲れを感じるとき、その足を包み込んでいるのはどんな靴でしょうか？

いつの間にかギシギシと音がなるようになった家の椅子に気づきませんか？

よく目を凝らしてみると、数え切れないほどの感触、音、ヴィジュアル、味、匂いが数え切れないほどのモノを通して、あなたは受け取っているはずです。

そして、そのモノも、あなたと同じように、三つのセルフをもったアイデンティティーなのだというのです。

記憶を抱え、絶えず再生し、問題を体験しています。
あなたが知覚を通して出会う何もかもが、あなたと記憶を共有し、同時に記憶から自由になることを願い求める存在です。

そこからもう一度、あなたが今座っている、椅子、ソファー、席と出会うとき、触れているスマートフォンを見つめるとき、その瞬間から、クリーニングはもしかしたら始まっているのかもしれません。