わたしは大学卒業後、アクセンチュア、メタプライズというグローバルカンパニーでイタリア国内外問わずコンサルタントとして長年働いてきました。
朝6時に起床し、車で1時間弱かけて会社へ行き、夜は7時半に帰宅するという生活を12年続けました。44歳の時にわたしは会社を退社しました。わたしはホ・オポノポノや自分自身が取り組んでいた、ストレスマネージメントに関わるプロジェクトや、ダウン症や精神疾患の症状がある子どもに水泳を教えることを人生の軸にすることをその頃に選択しました。
これまでのスケジュールが突然なくなったとき、わたしは罪悪感を覚えました。
目の前に変化が現れ、それに向かう道が用意されているにも関わらず、朝起きて、車に乗り、目的地に向かい、大きな組織の中で、何かを目に見える形で作り出すことが体の中にすっかり刷り込まれていたため、これまでの生活や考え方から途端に離れることはなかなか難しいのだということを学びました。
これは他のことにも言い換えられます。これまで住んでいた家を引っ越すとき、結婚または離婚をするとき、子どもを持つときや、子どもが巣立つとき。人生において変化が現れるとき、わたしたちはそれを頭では理解していても、体やマインドの中ではそう簡単に切り替えられないのです。準備できないまま進むと、わたしたちは自然と抵抗するようになります。
思っていた通りに変化の波を乗り越えられないような体験があるとき、たいていはこれまでの記憶が溜まったまま前に進もうとしているのです。
当たり前のことのようですが、リラックスしないと、効率は生まれてきません。
なぜならば、効率のよさは、神聖なる存在とあなたが繋がっているときにあなたに現れるリズムそのものだからなのです。
参考インタビュー記事:ジーン・ナカサト
【リズムを感じる生き方】
本当のヒーリングは、あなたが自分を本当に愛し、リラックスを許さなくてはいけません。
あなたは体をいつも後回しにしていいと思っているけれど、あなたの心と体が一体であるときに初めて、神聖なる存在と繋がることができます。
ホ・オポノポノは、変化を進むために必要なマインドの準備に取り組んでくれるメソッドなのです。
それはまるで宇宙飛行士が宇宙から帰還する時に、急激な重力や酸素レベルの変化に対応する体に戻すために何週間もかけて行うリカバリープログラムが必要なのと同じです。
わたしたちは真の健康とともに人生を歩んでいくために、変化に対して、自分をケアする術を知ることが必要です。そしてそれができるようになると、わたしたちの人生は、あなたに様々なチャンス、完璧なバランスを見せてくれるようになるでしょう。
平和
ネロ・チェッコン