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Endemic「エンデミック」という言葉をご存知ですか?
辞書の言葉を借りると以下の通りになります。

「ある疾患が一定の地域に一定の罹患率または一定の季節で日常的に繰り返し発生することや、感染性が恒常的に存在していることを指す。エピデミック、パンデミックよりも狭い範囲で比較的に緩やかに広がり、予測の範囲内を超えないものを指す。一般に風土病と呼ばれるものがこれにあたる」

わたしたちはこの数年でパンデミックという言葉をよく耳にし、それに対して敏感になりました。パンデミックとはご存知の通り、感染症などが爆発的に世界全体に発生することを指しますが、エンデミックは、それとは異なりどちらかというと、あくまでもわたしのイメージですが、自然にゆっくりと、しかし広く広がり、それに共存せざるを得ないようなものかと思います。
なぜ、今わたしがこの言葉を持ち出しているかというと、感情や思考はまさにエンデミックにわたしたちの日常に蔓延しているものだからです。

怒り、悲しさ、絶望などは爆発的に起こることもありますが、どちらかというとそれらの感情は広がりすぎて、全体的に受け入れざるを得ない状態なのではないでしょうか?皆が無意識に共有しているようなものです。
エンデミックですから、それらを無くすというよりも、もうそこにあって慣れていくしかない、諦めのようなものさえ感じます。
そうしてそこに広がる感情の渦の中で諦め続けているということに意識を向けることが、クリーニングの第一歩になるということを思い出してほしいのです。

あまりにも日常的にある苛立ち、不安、不満、それをあなたはどうしたいのでしょうか?
あなたが自分にとってのオリジナルな道を見つけたいと願うとき、まずは今ある不要な記憶、当たり前に存在するけれど実はあなたのものではない感情や思考を手放さなくてはいけません。
あまりに蔓延しているので、自分には手をつけられないと無力感を感じるかもしれません。しかし、手放すパワーが自分にあることを思い出します。
実行を起こすことができる、その責任があるのは、ウハネの部分です。

クリーニングしない限り、わたしたちはそこにいる限り、それに飲み込まれているだけです。しかし、わたしたちにはそれができるということを思い出し、今すぐ実行にうつすのです。

自分が本当の自分であることを感じる方法は、まず、自分が今どんな感情を持っているかをしっかり受け取ること。ただ正直に。

そして、あなたはいつでもそれを手放すことができます。

平和
モミラニ・ラムストラム


Momilani Ramstrum, Ph.D. モミラニ・ラムストラム 1983年、オアフ島でモーナ女史が開催したSITHのミニレクチャーに参加し、以来、スタッフとして活動。故モーナ女史から講師へのトレーニングを直接受けた数少ない内の一人でもある。 カリフォルニア州サンディエゴ、メサカレッジの教授兼音楽監督として活動するほか、近年ではクリーニングのインスピレーションから絵画を始め、展覧会が開催されている。 モミラニ・ラムストラムの関連インタビュー記事はこちらからご覧ください。個人セッションの詳細・お申し込みはこちらからご覧ください。

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