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雪だるまを作ったことはありますか?
まず、最初に雪を集めて両手で持てるくらいの小さなボールを作ります。
それを雪が積もった地面の上で転がしていくと次第にどんどん大きくなって雪だるまを作ることができます。
手っ取り早い作り方は小さな雪のボールを作った後に雪が降り積もった山の頂上からそれを下に向かって転がり落とすことです。実際は、転がる過程でそこに突き出た木や枝、岩などに激突して崩壊してしまうことがほとんどですが、コロコロと転がりその表面に雪が付着し勝手にどんどん大きくなっていきます。

人生で現れる問題というのは、まさにこの雪だるまそのものだと思うことがあります。
雪だるまのもとになる小さなスノーボールは「記憶」です。
それを放っておくと、そこにわたしは文句をつけたり、関連した次の問題や苦痛、不平不満、比較、恐れなど、次から次へとあらゆる感情を付着させ問題そのものがとても大きくなります。
そしてある時、どんなに感情に飲み込まれていようと、または問題を無視していようと、それに気づかせてもらうためかのように、自覚せざるを得ないような大きな問題、病や事故に直面させられることがあります。

先々週、わたしはひょんなことからクロスカントリー・スキーに出かけました。
クロスカントリー・スキーとは、雪が積もった山でスキー用具をつけて登り降りして自然の地形を楽しむためのスポーツですが、それはわたしにとってほぼ初めての挑戦でした。
登り道は澄み切った空気と景色を楽しむことができ、そんなに問題ではありませんでしたが頂上に到達してからが問題でした。
一言で表すと、そこには恐怖が待っていました。今さっき到着したその頂上から今度は下に向かってどうやって降りていったらいいのか検討がつかなかったのです。自分のスキー技術ではその雪が積もった林道を降りる自信がありませんでした。

わたしは頂上に開かれた場所に座って、目下に広がる雪景色を眺めながら、ただただ呆然としていました。
恐怖や後悔、やり方がわからない、確信が持てないことへ不快を感じ、それをクリーニングし始めました。そして、わたしは自分の内側にウニヒピリの存在を感じました。わたしがこうするべき、こうしたい、という強いマインドから少しでも解放され、ただ自分が今体験している感情や状況に向けクリーニングすることで、わたしはウニヒピリとのつながりを取り戻すことができた、そんな感覚でした。
そして行き交うスキーヤーたちの中で、この人に聞いてみようとなぜか思い立ち、ある女性に話しかけてみました。すると、その人はプロのスキーコーチで、わたしにとてもシンプルにわかりやすく、この道を降りるコツを教えてくれたのです。そのおかげでわたしはとても簡単に膝の曲げ方を学び、無事に降りてくることができました。

わたしがこの体験から学んだことは多くありますが、一つはクリーニングを選択する限り、例えわたしが何歳であろうとも、老いすぎていようとも、若すぎようとも、そこにある出来事はわたしにとって完璧なことなのだという気づきです。
クリーニングすることがある限り、起きることが起こり、そこで自分のウニヒピリがわたしを信頼さえしてくれていれば、わたしは目的地に辿り着くことができるのです。

すべての瞬間が贈り物。今いる場所で見えることは、ウニヒピリとあなたが選んだこと。思考、判断をクリーニングすることが目的なのです。

こうすべきだった、これがきっと出来たはずだったのに、そしたら今頃これが手に入っていたのに、という思考が湧き上がったら、今クリーニングすることができます。
なぜなら、本当に起きていることは誰にもわからないから。

一つ確かなことは、クリーニングしている限り、正しい場所にいるということです。
それが見えないほどの不安があるとしたら、今はクリーニングする時なのです。

平和

Momilani Ramstrum, Ph.D. モミラニ・ラムストラム 1983年、オアフ島でモーナ女史が開催したSITHのミニレクチャーに参加し、以来、スタッフとして活動。故モーナ女史から講師へのトレーニングを直接受けた数少ない内の一人でもある。 カリフォルニア州サンディエゴ、メサカレッジの教授兼音楽監督として活動するほか、近年ではクリーニングのインスピレーションから絵画を始め、展覧会が開催されている。 モミラニ・ラムストラムの関連インタビュー記事はこちらからご覧ください。

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