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今回は、ホ・オポノポノの講師であるジーンさんにお話を伺いました。
テーマは「どうすれば、もっと具体的にクリーニングを実践できるのか」。
ジーンさんは40年以上にわたりクリーニングを実践されています。
彼女は語ります。
「わたしたちは、自分の意識と潜在意識に“クリーニングとは何か”を深く理解させることが大切なのです。」


<モーナ女史との思い出>


── ジーンさん、今日はお話を聞かせていただけてうれしいです。
あなたは、ホ・オポノポノの講師の中でも、モーナ女史と直接関わりのあった貴重なお一人ですね。
ぜひ、モーナさんとの思い出をお聞かせください。

モーナのことで真っ先に思い出すのは、彼女がいつも口にしていた言葉――
それは「自分を見る」という一言です。

まるで彼女自身のマントラのような言葉でした。

あるとき、クラスで一人の女性がモーナに尋ねました。
「娘がもうすぐ出産します。男の子でしょうか、女の子でしょうか?」
モーナは静かに答えました。
「それはあなたが尋ねるべき質問ではありません。それはプライバシーの侵害です。」

さらに女性はこう尋ねました。
「もしわたしがネガティブな状況を体験しているとしたら、それは相手のせい、ということはあり得ませんか?」
モーナの答えは即座でした。
「あり得ません。」

その瞬間、教室全体が静まり返りました。
彼女の言葉には、深い確信と静けさが宿っていました。

モーナはよくこうも言っていました。
 「わたしにはフォロワーはいません。」

わたしたちは不思議に思いました。
なぜ彼女はそう言うのだろう、と。
多くの人は、支え合うグループや仲間を必要とするものだからです。

でも、モーナは言いました。
「ホ・オポノポノは、あなたとあなたの内に在る神聖なる存在とのあいだで起こるプロセスです。
それ以外のものは必要ありません。
あなたの真のサポートは“内なる家族”――内なる父・母・子どもがひとつとなり、神聖なる存在とつながることにあるのです。」

彼女はさらに言いました。
「ホ・オポノポノの本質とは、あなたの内なる神性を見いだすことです。神聖なる存在はどこか外にあるものではなく、あなたの内にあります。」

クリーニングとは、あなたと内なる家族がともに、神聖なる存在との関係を探っていく過程なのです。


<子どもとゲームの関係をどう見るか>


── 最近、子どもたちがゲームや動画に夢中になることが多いようです。
親もつい「またゲームしてるの?」と叱ってしまいがちですが、そのときこそ「自分を見る」チャンスなのかもしれません。
ジーンさん、親として子どもの“ゲーム依存”をどのようにクリーニングすればよいでしょうか?

まず、電子ゲームに対してあなたが抱いている思いや感情からクリーニングを始めましょう。

怒り、苛立ち、焦り――
その瞬間に感じる感情や思考をクリーニングするのです。

使うツールはどんなものでもかまいません。
「電子ゲームの何が、わたしの中で反応を起こしているのだろう?」と見つめてください。

あなたが本当に望んでいるのは、神聖なる存在からの導きによって、家族全体に調和がもたらされることです。

夫の反応、子どもが友達とゲームの話をしている場面、それらすべてをクリーニングに含めてください。

たとえば、子どもが友達とゲームをしているのを見たとき、 一瞬イラッとしたなら――その瞬間にツールを使ってみましょう。

ホ・オポノポノは、「今この瞬間に」クリーニングする実践です。

── でも、正直とても難しいと感じることがあります。

ええ、そう感じるのも自然なことです。
小さなところから始めてください。

自分に問いかけてみましょう。
「わたしの中のどんな記憶が、この体験を生み出しているのだろう?」と。

わたしたちがここにいるのは、状況を“正す”ためではなく、クリーニングするためなのです。

── ときどき我慢できずに、子どものゲーム機を取り上げてしまうことがあります。
そのあとで、罪悪感を覚えることも……。

その罪悪感も、クリーニングしていいんです。

どんな選択をしたとしても、希望は常にあります。
後悔の気持ちさえ、クリーニングの対象になります。

「親としての自分」という体験そのものをクリーニングしてください。
喜び、心配、未来への不安――それらをすべて含めて。
それこそが「自分を見る」ということなのです。

── ありがとうございます。とても深いお話ですね。

人と関わるとき、相手が完璧だと感じるのは難しいですよね。
でも、すべての人は完璧に創られています。

わたしたちが体験する問題は、 自分の中にある記憶が引き起こしているだけなのです。

怒りや不安にのまれて行動してしまうこともあります。
でも気づいたときに立ち止まり、「いま、わたしができることは何?」と尋ねてみてください。

── 子どもは、親が自分を見つめるための最高の存在ですね。

その通りです。
ヒューレン博士も言っています。
「子どもは、わたしたちを困らせるためにやって来る」と。

それはまるで、濁った水のコップのようなものです。
クリーニングとは、その濁りを手放し、神聖なる光が入ってこられるように道を開くこと。

あなたが自分と子どもに関する思いをクリーニングすれば、子どももまた、自分のやり方で少しずつ変化していくでしょう。
そして、日々の生活そのものをクリーニングの対象にしてください。
スケジュールや予定に対しても、それが神性なる存在の流れの中にあるように。

── 本当にありがとうございました。

こちらこそ。
親としての「こうあるべき」という考え方も、無意識のうちにたくさん集めてしまっています。

でも、それらの観念もすべてクリーニングできます。
自分が信じている“育て方”という記憶が、親子関係に影響を与えることもあるのです。
だからこそ、いつでも、クリーニングから始めましょう。



Jean Nakasato ジーン・ナカサト オアフ島在住。1982年、マウイ島でモーナと出会い従事、30年以上に渡りSITHホ・オポノポノを公私ともに実践している。 ハワイ州教育省の教育スペシャリストとしてハワイにおける教育施設の環境向上に務めている。 ジーン・ナカサトの関連インタビュー記事はこちらからご覧ください。

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