これはジーンのインタビュー記事です。
ジーンの回答は、緑色で表示されています。
前回のインタビューでは、ジーンさんに「自分を見る」ことの大切さを伺いました。
今回は、身体の痛みや不調をどのようにクリーニングしていけばよいかについて、お話を伺います。
<長年の痛みをどうクリーニングするか>
── ある方から、「身体の一部に20年以上も続く痛みがあります。どのようにクリーニングすればいいでしょうか?」という質問をいただきました。
わたしたちが体験するあらゆる健康上の問題は、内なる記憶の銀行――ウニヒピリの中で滞っている記憶によるものです。
長いあいだ病や痛みに悩む人にとって大切なのは、ウニヒピリを思いやり、つながりを持つことです。
よく「病気の種類によってクリーニングの方法は違うのですか?」と尋ねられますが、そうではありません。
どんな問題であっても、クリーニングのプロセスは同じです。
車のエンジンをかけるとき、鍵を回したりボタンを押したりするだけで車が動き出しますね。
ホ・オポノポノも同じです。
わたしたちがするのは、「クリーニングを起動する」ことです。
そのためには、ウハネ(内なる母)がウニヒピリ(内なる子ども)と良い関係を築くことが大切です。
そのための「ウニヒピリを愛し、守るワーク」を行うことはとても重要です。
ウニヒピリが痛みの中で苦しんでいるとき、ウハネがやさしく寄り添うことで、ウニヒピリはその瞬間に手放せる記憶を集めて、神聖なる存在へと差し出します。
それが「クリーニングを始める」ということ。
ちょうどエンジンをかけるようなものです。
この方にお伝えしたいのは、「20年以上も共にしてきた痛みに対して、ウニヒピリにこう語りかけてください」ということです。
「長いあいだ、わたしたちが経験してきたこの痛みに、ごめんなさい。これから一緒に、クリーニングツールを使っていきましょう。」
ツールはどんなものでもかまいません。
食べるツール、飲むツール、心の中で使うツールなど、どの方法でも構いません。
その意図を神聖なる存在に委ねることで、神聖なる存在が動き始めます。
わたしたちがクリーニングツールを使うたびに、神聖なる存在は何らかの記憶を解放し、中和してくれます。
どの記憶が消えたのかを知る必要はありません。
そして、ゼロの状態――空(くう)の状態へと戻るとき、わたしたちは神聖なる存在からの祝福を受け取ることができます。
苦しみの中にいるときこそ思い出してください。
その痛みは、わたしたちの内側で再生されている「記憶の体験」にすぎません。
たとえ原因が分からなくても、クリーニングを通して神聖なる存在がその根源を解放してくれます。
その痛みは今世の体験かもしれませんし、過去世の記憶かもしれません。
わたしたちには分かりません。
けれど大切なのは――日々の体験をクリーニングし続けることです。
そして、ときにはこんな思いが浮かぶかもしれません。
「本当に効くの?」「こんなに簡単なはずがない」「信じられない」
――その思いすら、クリーニングしてください。
そうすることで、わたしたちは自分のブループリントを見つけ、前へ進むことができるのです。
「アイスブルー」は、痛みのクリーニングにも有効なツールです。
<身体を再び整える運動>
── わたし自身、痛みのクリーニングについて一つ体験があります。
以前はあまりフィジカル・リバランス(クラスの中で学ぶ内容)をしていませんでしたが、今年からはほぼ毎日、1~2回行うようにしました。
以前はときどき肩が痛むこともありましたが、この運動を始めてから、その痛みを感じることがほとんどなくなったのです。
あるホ・オポノポノの講師から、「フィジカル・リバランスは、ウニヒピリとつながる方法です」と教わりました。
ジーンさんは、この運動をどのように見ておられますか?
フィジカル・リバランスも、ひとつのクリーニングツールです。
ウニヒピリは、わたしたちの身体のすべての機能を司っています。
ですから、身体に関するクリーニングツールをとても喜びます。
あなたがこの運動を行うとき、ウニヒピリは「自分を大切にしてくれている」と感じます。
それは、記憶を手放すチャンスを与えているからです。
わたしたちはよく、「どうすれば健康に生きられるのか」と尋ねます。
ホ・オポノポノでは、霊的・精神的・身体的の三つの側面でバランスを取ることが大切だと伝えています。
人それぞれに、そのバランスの形は異なります。
けれど、もし長いあいだ霊的・精神的な働きかけだけを行い、身体的な再調整をおろそかにしていると、それが“欠けたひとつの輪”になってしまうのです。
身体への働きかけは、ウニヒピリへの愛の表現です。
そして、そのたびに神聖なる存在への扉が静かに開いていきます。



