わたしたちは、日頃からウニヒピリに対し、チェックイン(「調子はどうですか?」と尋ねる)することで、驚くほど精気を培うことができます。
お金や健康、家族関係などで解決したい大きな問題があると、今の自分の苦しみや不自由の原因は全てそこにあるのだと思い、そのことを何とかしようとか、そのことをクリーニングしようと、わたしたちは躍起になります。
わたしにとってのクリーニングのコツは、そんな時ほど、目の前に落ちている一つひとつのゴミともいえない、埃やちりを綺麗に掃除(クリーニング)していくことです。
人と話していてなんだか疲れたな。これまで興味があったはずの動画に、なんだか苛立ちを感じるな。これまで当たり前だった親との食事の時間に違和感を感じるな。
そんな、たわいもないこと、無視しようと思えば簡単にできる心のざらつき。そういった些細なことに気づくたびに、次々とクリーニングしていくのです。
大きな問題があるからこそ、それをなんとかしたいからこそ、たった今この瞬間の自分に声をかけてみましょう。
「気分はどう?」 「居心地はどう?」 と、その時に素直に現れる感覚や声をただクリーニングしましょう。
ホコリをサッと片付けるくらい簡単にできることもあれば、感情が昂ってそれに飲み込まれそうになることもあるでしょう。ポイントは、目の前に現れることを一々選り好みせず、批判や分析をせず、ただ受け止めてクリーニングするのです。
わたしたちは、問題に大小をつけがちですが、実は今目の前に現れた記憶は、ウニヒピリが自分自身に対して、今必要なクリーニングとして見せてくれているのです。だから、関係ないと思える些細なことでも今クリーニングしていくことで、その結果、自分を不自由にさせていることが、まるで雪解けのように神聖なる働きとして、いずれ思ってもみない形で変化が現れるのです。
平和
クリスティーン・レイマカマエ・チュウ