なぜ、あなたは今、そこにいるのでしょうか?
ある人にとっては、夢に見た場所や地位かもしれませんし、ある人にとっては、いつの間にか自分で決めたわけではないけれど流されてたどり着いた場所、または、家族やお金の関係で仕方なくこうなってしまった、というような場所かもしれません。
わたしたちはこれまで、さまざまな情報や経験の中で、理想へ辿り着くことがゴールで、自分にとって良い場所に行きさえすれば、今あるストレスや居心地の悪さ、孤独はなくなるはずだと心のどこかで信じてきました。
ホ・オポノポノは、今の自分を、自分の理想とする場所へ連れていってくれる魔法の船ではありません。
それは、知らず知らずの間に抱え込んだ記憶、情報、判断を手放して、自分にとっての Right place「正しい場所」に自分自身の体、魂を戻すことを可能にするプロセスなのです。
今いる場所、理想とする場所、そう思わせる文化や歴史、人々に対して自分が抱き続けている判断をクリーニングして、神聖なる存在が差し出した場所にいることを自分自身に許すのです。
判断の中に閉じ込められているとき、わたしたちは居場所を見つけることはできません。なぜならば、セルフアイデンティティーを生きることができないからです。
わたしとは一体は何者か ────
わたしが大学で日本語の単位を落とした時、モーナはクリーニングして、「あなたは昔、アイヌと関わりがあって、そこで解消できていないことがある」とわたしに言いました。文化や歴史は、記憶をクリーニングしない限り、生活の細部であなたにのしかかってくるものです。
あなたがどこにいようともそれらをクリーニングし、あなたがそこに顔を向けないと、あなたが関わるものもあなたに顔を向けてはくれません。
今いる場所の本当の姿を目にすること、そこから、あなたは居場所を取り戻すことができます。
平和