幸せなのだと感じられない
自分の人生に満足していない
後悔ばかりが残っている
それは、このフレッシュでゼロであるはずの、あなたの今という器に溢れかえるほどの記憶が、あなたに「こうあるべき人生」「こうであるはずのわたし」を見せているようです。
本来、何ひとつ、自分の人生の良し悪しを判断させるものなどないのですから。今この瞬間、わたしたちはインスピレーションを受け取り続けています。今は今しかないのです。過去を続けているのはわたしたち自身です。今この瞬間、わたしたちは本当の自分を生きる機会を与えられています。だとしたら、その行き場のない不満や不安を手放すことがどの瞬間もあるということです。
わたしの知人の女性は、お金にとても困っていました。先の未来に絶望して落ち込んでいました。しかし、実際は何が起きているのかわからないというところに戻り、ただ内側に寄り添うことを選択しました。彼女は、クローゼットから一着の洋服を取り出し、それを着ました。次の瞬間ふと昔いったことのあるバーに行こうと思い立ちました。もちろんお金に困っていましたからそれまでは、あらゆるお金を節約するためにそのことばかり考えていました。しかし、大好きな洋服を着て表れた、新鮮な感覚が彼女の思考からではなく、ただ突き動かしたのです。
たった一杯分だけのお金を持って彼女はそのバーへ行き、そこである男性と出会いました。彼は彼女にとって完璧な男性で、今も幸せに暮らしています。彼女は彼からサポートを受け、好きな仕事もしています。これが彼女のリズムだったようです。
わたしは決して、困ったらおしゃれをしてバーに行って運命の人と出逢いなさい、そしたらその人が助けてくれますよと言っているのではありません。しかし、あなたが真に自分を大切にし、起きていることに責任を持ち、内省したら、リズムは戻ってくるのです。
そしてそれはときに表面意識から見た時、こんなまるで映画のような結果をもたらすこともあります。たとえ、そのような見え方はしないとしても、あなたがリズムを生きるとき、あなたの今、本当のいのちを過去の型に無理やり入れて、不自由にさせることはなくなるでしょう。そして、あなたはきっと、自分の目の前に与えられたリズムにすっとのることができるでしょう。
平和
KR


