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社会での成功や、他者との豊かな結びつきをあなたが求める時、それは、あなたが道を見失い、孤独を体験しているという事実に目を向けるタイミングでもあります。
クリーニングしなければ記憶が邪魔をして、わたしたちは何事にも、誰とも真に結びつき、関わることはできません。

どこで何をしていても孤独を感じ、目的が見出せない状態は、記憶の再生によって、内なる自己が統合されていないことによるものです。
日々はっきりとした感覚を持てずに溺れているような気持ちや、人と社会と関わりたくないと自身を引き籠らせようとする意識、今どこに向かえば分からないという体験の裏には、本来の幸せな道とは「こうあるべきだ」という強い思い込みがあります。
記憶によって、今この瞬間、実はすでにあなたに提供されているこの世界の彩り、メッセージ、関わりに触れずにいるのです。

ほとんどの人が、自分の人生にラベルを貼りたがります。成功、成長、停滞、失敗…。
未来には計画を立て、過去をストーリー化して、今いる道を一つの形に当てはめたいのです。
しかし、わたしにとって、本当の道を取り戻すということは、平和と愛を今のこの世界に発見していく、それを一瞬一瞬の中に目撃していくことです。どんな道であるかは関係のないことなのです。

多くの時間を、人がどう思うかということや偏見を通して、自分を閉じ込めてしまいがちですが、本当にすべきは、自分を気遣い、自分を知ってあげることです。
パニック、怒っている、絶望している、鬱である、期待している、嫉妬している、比較している、その他どんな思いであろうと、自分の中にそんな感情があるということを認めて、クリーニングするだけで良いのです。
成功とは、周りを見渡したときに、そこに平和や感謝、愛を見つけられるということです。

わたしの自宅の書斎のデスクの上にはいつも、インドから友人がおみやげに買ってきてくれた、Tea Cozy(ティーポットカバー)が置いてあります。愛らしい象が優しい色の刺繍糸でカラフルに彩られています。
わたしはそれをデスクでお茶を飲むときに使っていますが、その象の形をしたTea Cozyに心から感謝しています。
何か起きた時にもふと目をとめ、その美しい刺繍のデザインから心に現れることを受け入れます。そうすることで、本来のわたしの人生に現れていること、神聖なる存在は実はいつだって、完璧なものを用意してくれているという事実を思い出すことができます。

食器を洗う時、通勤の時、庭を掃除をしている時、日々のどんな些細な出来事の合間にも、内省し、自分の中に何が起きているのかを尋ね、それをクリーニングし、神聖なる存在とのつながりを取り戻すことはわたしたちが自分自身で取り組めることです。

判断や批判はまるで、記憶による呪いのように、思考の中で止むことがありません。
それでも、ほんの少しでも時間をとってクリーニングします。
方法は簡単です。「愛しています」と自分に言うのです。
そして一呼吸おいて出てくる思いに対して、それを繰り返すのです。

わたしの友人に新婚で、4ヶ月になったばかりの赤ちゃんを育てている若い父親がいます。妻と赤ちゃんをケアしようと頑張っているけれど、ある時、彼はひどく疲れていました。
その時、彼は、身体的な疲労だけではなく、どこへ進んでいったらいいのかわからないという小さな絶望を体験していました。
彼は本当はたとえ赤ちゃんを育てようと、自分を一番大切にしなくてはいけなかったのです。
彼は愛する者たちの素晴らしいことのために毎日戦っているけれど、それでも、自己を最も大切にすることが彼の仕事なのです。
自己犠牲があなたの中で体験されている場合、あなたにとってたとえそれがどんな大義であれ、ウニヒピリにとっては苦痛なのです。それをそのままにしておけば、結果はひどいものになります。これは他のことにも言えます。
仕事においても、家族をサポートすることにおいても、世界のために何かをする時も、何を目的にしようと、指標は常に内なる子どもに合わせておくべきなのです。

モーナはかつてこう言いました。

“Time for sacrifice is over”
「自己犠牲の時代は終わりを迎えました」

自己犠牲に気づいた時、わたしは常にこう自分自身に語りかけます。
「ありがとう。愛しているわ」
「いまこの瞬間、ここにいてくれてありがとう」

と自分に言います。

「わたしはわたしを愛している」
と繰り返し言い続けます。

あらゆる存在、出来事の中に神聖なる存在を見つけること、それが生きる最大の目的であり、人生に絶え間なく与えられている贈り物です。
その贈り物はもちろん今この瞬間にも与えられているのですが、判断、批判、怒り、恐れや孤独などによってすでに思考を占領されているあなたがそれを体験していないだけなのです。

すべての存在が今ここにいる目的があります。その最大の目的とは、愛と感謝をこの世界に目撃することなのです。それは自分自身クリーニング通してのみ現れます。

平和
モミラニ・ラムストラム


Momilani Ramstrum, Ph.D. モミラニ・ラムストラム 1983年、オアフ島でモーナ女史が開催したSITHのミニレクチャーに参加し、以来、スタッフとして活動。故モーナ女史から講師へのトレーニングを直接受けた数少ない内の一人でもある。 カリフォルニア州サンディエゴ、メサカレッジの教授兼音楽監督として活動するほか、近年ではクリーニングのインスピレーションから絵画を始め、展覧会が開催されている。 モミラニ・ラムストラムの関連インタビュー記事はこちらからご覧ください。個人セッションの詳細・お申し込みはこちらからご覧ください。

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