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答え探しよりも大切で有効なこと


わたしたちは一日中岩の上に座って、まるで修行しているかのようにクリーニングだけをしているわけではありません。家を出る前にクリーニングをして、バランスの取れた状態で日常生活に向かいます。でも、その途中でいろんな感情が湧いてきてしまうこともあります。それも人間らしさだと思います。

「瞑想をしていれば、いつも子どもに対して穏やかでいられる」と思われがちですが、現実はそうではありません。親としてイライラしてしまうこともあるし、時には子どもに対して強く言ってしまうこともあります。そういうときには「ごめんね。愛してるよ」と素直に伝えるようにしています。

わたしはまだ子どもたちが小さかった頃から、「ママだって間違えるよ」とよく話していました。

その都度、自分の感情が今その場で働いていることをただ認め、それをクリーニングして手放し、それでも手放せなければ、またクリーニングする。それがわたしにとって、現実的なクリーニングを通して親としてできる最善のことです。

夜にはその日一日を振り返り、「きょうは良い親でいられたかな?」と自己点検をしています。そこで、わたしが持っている「親としてこうあるべき」という期待や後悔などが出てきたら、それをクリーニングして、バランスを取り戻していくことが何よりも大切です。わたし自身が本来のバランスを取り戻した状態であれば、子どもにとって必要な言葉や行動が、わたしの意図とは関係なく自然と出てくる、そのような感覚があります。

例えば、子どもが何か行き過ぎたことをしたり言ったりするのは、日常茶飯事ですよね。とくにわたしは3歳差育児をしていて、兄弟喧嘩はしょっちゅうでした。そんな時、親として子どもの行き過ぎた言動を正そうと、注意したり、時には叱責したりします。それがたとえその時に正しいように見える対応だったとしても、わたしたちは過去の記憶から反応していることが多いということに着目すべきだと思います。

親として、ただ何もしないというわけではありません。わたしたちは、その都度、その瞬間に親として正しいと思うことをするものです。しかし、だからこそ、自分の中で何が起きているのかに気づき、クリーニングすることが大切です。子どもたちが喧嘩していると、「なぜ仲良くできないの?」と思いますよね。でも実は、それも親の内側にある何かが反映されている可能性があります。

わたしたちは「正しい対応をしなきゃ」と思いがちですが、本当に必要なのは、今その瞬間に自分がバランスを取れているかどうか、です。その結果、クリーニングをしたうえで出てくる言葉や行動が、子どもにとって本当に必要なものになるのです。

つまり、わたしたちがホ・オポノポノをする時というのは、「良い親になるために」「○○な子どもを育てるために」「親子関係をよくするために」といった目的すら必要ありません。一番大切で、現実的に有効なのは、失敗やその時の苛立ちや不安も含めて、親子の間で体験するすべてを通して、子どもではなく、自分自身の内側に取り組み、毎回バランスを取り戻していくことです。そのプロセスの中で、わたしだけでなく、子ども自身も本来の完璧で健全なバランスを取り戻すことができるのです。

平和
クリスティーン・レイマカマエ・チュウ



Christine Leimakamae Chu クリスティーン・レイマカマエ・チュウ 1998年に初めてホ・オポノポノのクラスに参加し、現在はアメリカとカナダでクラスを教えている。 3人の子供を育て、会計士として働きながら、子育ての中で、そして仕事のなかで日々ホ・オポノポノを実践している。 クリスティーン・レイマカマエ・チュウのインタビュー記事はこちらからご覧ください。個人セッションの詳細・お申し込みはこちらからご覧ください。

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