わたしは、ハワイのビッグアイランド北部にあるハマクア雨林地区に住んでいます。
5.5エーカー(およそ6732坪)の土地には住居にあたる家の他、ほとんどが森で、そこに畑やインスピレーションガーデンとわたしが呼んでいる庭を作っています。
今朝、このインタビューを受ける直前に、庭にいつの間にかできていた大きな茂みをチェーンソーを使って一気に刈りました。
実のところ、その茂みのことが気になり、やらないとと思い始めてからだいぶ時間が経っていました。理由はわからないけれど、中々それをするのに重い腰が上がりませんでした。しかし、その時に、わたしがしたのは、できるだけ自己否定をしないようにと心がけることでした。
なぜなら、わたしたちはどんなことでも一瞬一瞬、インスピレーションから何かを行いたいからです。記憶ではなく、本当の自分の意識によって行動することが最大の目的です。それは全て、ウニヒピリ(内なる子ども)が愛を感じるかどうかにかかっているのです。
わたしたちは日頃、多くの場合、些細なことから大きなことまで、約束事からちょっとした思いつきまで、それがうまく行ったかどうか、自分自身に対して厳しくしてしまう傾向にあります。わたしもこの庭の茂みの手当てに関して、何度もそのような思いを持ちました。しかし、そのような厳しい言葉が聞こえてきたら、心の中で「見せてくれてありがとう。クリーニングしようね。大丈夫だよ」と言って、その厳しい声そのものもクリーニングしました。「早くやらなくちゃ!」という焦る声も、その都度クリーニングしました。
なぜなら、真の目的は庭の茂みを刈ることではなく、自分自身に溜め込まれた、このような自分を裁く痛ましい意識からの解放なのです。そのクリーニングのために、わたしは庭の茂みを刈るという体験を与えられたといっても過言ではありません。
ですから、自分自身に丁寧に、厳しい声をその都度クリーニングし、そしてお願いをしました。「あの茂みが気になるね。見せてくれてありがとう。茂みを刈るタイミングを教えて欲しい」と。
そうしていたら、なぜか、今朝、急に「今だ」と体が自然とそのことをし始めたのでした。本当であれば、このインタビューに向けてリラックスしてみたり、ゆったりして備えようと思うところですが、インタビューが始まるまでの時間で、まるでわたしは自動的に動くことができる道具になったように、なんの心の負担もないまま動き始め、スムーズにチェーンソーを使って、きれいに安全にその茂みを整えることができました。
当然、終わった後は清々しく、過度な疲れはありません。意識がよりクリアになり、シャワーを浴びてたいへんすっきりした状態でこのインタビューを受けています。
モーナはよくこう言ったものでした。
「あなたのリズムの中にいなさい。そうすれば、あなたは正しい場所に正しいタイミングでいることができます。」
もしも、わたしがウニヒピリの声を無視して、自分に厳しく、強制的に何かをしていたら、この流れが生まれなかったかもしれません。庭仕事で大怪我をしていたかもしれないし、何かを損なったかもしれない。このインタビューの中でわたしはわたしとして話せなかったかもしれないし、これを読む方にわたしの疲労や恐れを共有してしまっていたかもしれない。本当のところは何もわからないのです。
しかし、「わからない」というところに戻る時、わたしたちはリズムの中に戻る準備が整います。わたしの経験では、その流れの中でわたしができること、出会わされるもの全てが、いつだってわたしに自信を与えてくれるのです。
平和
ワイレア・クレイヴェン・X