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苦しい思いを手放すことは実は簡単なことです。
それを難しくさせているのは、あなたが記憶の再生を通して考え、記憶の再生を感じ、記憶の再生から問題解決に取り組もうとするから。

「何が起きているのか、わたしには実際のところ何もわからない」

このことを理解しない限り、わたしたちは無限に記憶のメリーゴーランドの中で一喜一憂を繰り返すことになります。健康や真の豊かさはその中では出現しないのです。

毎日あなたにとっては、あなたにストレスを感じさせるあらゆる出来事が起きるでしょう。
家族から感謝されていないこと
友人や家族、職場の人間に利用されている
周りに自分を理解してくれる人がいない
そう自分に思わせるのに十分な出来事が日々起こり続けているとしたら、問題の原因は明らかに外にあると信じて疑わないことも無理はありません。
しかし、そうしてあなたが誰の責任かを追求してきた先に、あなたが平和や安らぎを得たことはこれまであったでしょうか。

わたしの例をお話させてください。
ある時、夫が家にたくさんの友人を招待しました。わたしは全員分のサンドイッチを用意して、皆喜んで食べていたのですが、何度も何度もおかわりを要求されました。
サンドイッチを数十個分作り直したあとに、わたしは突如自分の部屋にこもって鍵をかけました。
そこからわたしは夫とゲストたちを置いて、何時間も部屋から出ませんでした。わたしがとった咄嗟の衝動的な行動は自分でもショックでした。
しかし、クリーニングをしているうちに自分の声を聞くことを忘れていたことに気づきました。わたしがたった一人独断で様々なことを決定したという事実なのです。

ウニヒピリの叫びがわたしにそのような行動を起こさせました。

わたしたちが見ている出来事、選択、行動、感じること、考えることは全て、ウニヒピリが抱えていることの跳ね返りなのです。

あなたが抱える鬱っぽさ、希望の持てなさ、そういったことは全て、それまで自分が自分の声をきかなかったことからくる影響なのです。
跳ね返りなのです。ですから跳ね返っていることを問題視して、なんとかするのではなく、まずは自分に戻ることをします。

わたしがここでご紹介するのはこれまでの既存の問題解決法ではありません。
問題解決の方法を外ではなく、内側にいるもう一人の自分つまりウニヒピリとのつながりによって、現実に取り戻すことが可能なのです。
それは誰かを説得したり、変わってもらうことでは得ることのできない、自由と調和をもたらすものです。

まずは本当の自分は何者なのかを知ることが問題解決の鍵です。
あなたが知っている、あなたが決めつけてきた自分という存在を自由にすることができます。

平和 
モミラニ・ラムストラム



Momilani Ramstrum, Ph.D. モミラニ・ラムストラム 1983年、オアフ島でモーナ女史が開催したSITHのミニレクチャーに参加し、以来、スタッフとして活動。故モーナ女史から講師へのトレーニングを直接受けた数少ない内の一人でもある。 カリフォルニア州サンディエゴ、メサカレッジの教授兼音楽監督として活動するほか、近年ではクリーニングのインスピレーションから絵画を始め、展覧会が開催されている。 モミラニ・ラムストラムの関連インタビュー記事はこちらからご覧ください。個人セッションの詳細・お申し込みはこちらからご覧ください。

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