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例えば、大切な人が末長く、健康で幸せに生きていてほしいという美しい願いの裏に、わたしたちはどれだけの多くの記憶、しかも悲劇や不幸、怒りや絶望に満ちた記憶があるのか、わたしたちには本当のところわからないのです。

健康であるというのは、本来、あなたと神聖なる存在の間で起きる完璧な情報交換の中でのみ表現されるものです。
その考えの種は何か
その言葉の種は何か
その興味の種は何か

わたしたちが知覚できることを遥かに超えた情報、記憶からわたしたちは皆、常に言動や発想、何を食べるか、着るか、誰を好きになるかまで全てにおいて突き動かされています。

わたしにホ・オポノポノを教え導いてくれた、SITH創始者モーナはよくこんなことを言っていました。

“We all should measure our speech”
「わたしたちは皆、自分の発言を測定するべきです」

つまり、「わたしたちは皆、自分の発言の真意を知ってから言葉を発するべきです」という意図で、あらゆる人々にこのように伝えていました。
その時それが、わたしたちにとってどれだけ真意に迫った、理屈にかなった発言だとしても、その根っこに植わった種は、はるか昔の出来事が蓄積されたものによるものかもしれないのです。

わたしたちは次から次へとまるで自分の意見を発している、そして発することが生存の証のような生き方をいつのまにかしていますが、人への優しさを表現する時、何か正義を証明したい時、誰かに自分の意見を伝える時、親に何かを話す時、子どもに何かを教える時、そのどんな時もわたしたちは、過去の記憶を再生しています。

それが問題として、不満として、不和として、日々の生活の細部に現れたとき、わたしたちは、記憶の存在に気づき、クリーニングすることができます。

わたしたちは、今この瞬間本当に表現したいことを完璧なタイミングで表現すること、それを可能にするために、あなたが強く思っていること、誰かにどうしても伝えたいことを通してクリーニングします。

誰かの幸せを願う自分自身の体験をクリーニングした時に、わたしたちは自分の願いという感情からではなく、自由を共有することができます。

平和
モミラニ・ラムストラム

Momilani Ramstrum, Ph.D. モミラニ・ラムストラム 1983年、オアフ島でモーナ女史が開催したSITHのミニレクチャーに参加し、以来、スタッフとして活動。故モーナ女史から講師へのトレーニングを直接受けた数少ない内の一人でもある。 カリフォルニア州サンディエゴ、メサカレッジの教授兼音楽監督として活動するほか、近年ではクリーニングのインスピレーションから絵画を始め、展覧会が開催されている。 モミラニ・ラムストラムの関連インタビュー記事はこちらからご覧ください。個人セッションの詳細・お申し込みはこちらからご覧ください。

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