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あなたには、許せないことがありますか?
わたしにはあります。
何かを許したくても許せないそんな時、それはあなたにどんな体験をもたらしますか?
自分の人生に許せないことが存在しているというだけで、なんだか恥じるような、損しているような、時には人生そのものがうまくいっていない失敗作のような、そんな気持ちにさせられることがありませんか?
それはせっかくウニヒピリ(潜在意識)があなたに許せないという体験を通して見せてくれた記憶を、受け入れクリーニングする代わりに、それを恥じたり、抵抗したり、蓋をすることによって、記憶がまるで鉛のように重く感じる体験です。

わたしはホ・オポノポノを25年の間、人生に取り入れてきましたが、今この瞬間も、10代の娘が、今朝わたしに言ったひとことを許せずムカムカとした苛立ちを感じています。
そして月に何度か、もう離婚してからだいぶ経つ別れた夫との様々な出来事を思い出し、彼を完璧な存在として決して受け入れることはできない、許せないという体験を持ちます。

許せないという実に不快な体験をしているときに思い出したいことがあります。
何かに対し許せない人=(イコール)自分ではないということです。
その時、何かを許せないという体験を通してクリーニングの機会を与えられているのであって、わたしという人間そのものが何かを許せない人ということではないということです。
まず本当の自分を知るところから自由への扉は開かれます。
許せないものは許せない、現実に許せなくて苦しんでいるという気持ちもよくわかります。しかしその時に、わたしたちがしたいことは、「このことを許せない!」と自分にハンコを押し、それをいつまでも持ち続けることでもなく、「許すべき!」と無理やり自分をどこかへ引き摺り出すことでもありません。

「許せない」という体験はまるで、ウニヒピリが自分に電話をかけている、その電話の呼び鈴のようなものです。
あまりにも激しい音で、慌てて電話を切ったり、「間違い電話ですよ!」と乱暴に返事をしたりしたくなるかもしれませんが、ここでできる最善のことは、「電話をかけてきてくれてありがとう」と言って、ウニヒピリを歓迎してあげることです。
この電話に出てしまったらどんなことを聞かされるのだろう、不快や怒り、悲しみ、許せないみじめさを感じさせられるかもしれないというその恐れでさえもウニヒピリからの呼び鈴です。
ウニヒピリが許せないという体験を見せてくれているのです。ですから、わたしは「許せないよね」と言ってその電話に出たいのです。

すると、わたしたちが信じている、許せないという体験からくる苦しみは、すべてその体験に蓋をしたり押し返したりすることからくるものであることに気づくはずです。

許そうと抵抗したり、努力する前に、「許せないね、見せてくれてありがとう」と言うことでクリーニングのプロセスは始まります。わたしたちの仕事はそこまでなのです。真の許しは神聖なる存在の意志のもとでのみ起こります。

どんな体験であろうと、わたしたちが受け入れ、ただクリーニングする意志を見せるとき、その瞬間は、わたしたちはあらゆる感情や問題から解放されています。

許せないという体験をしていることを許す、その選択の中でわたしたちは「本当の自分」を取り戻し、神聖なる存在によるパーフェクトな流れが人生の中で現れるようになります。そうすることで、信頼できる人生、信頼できる自分との再会を可能にします。

許したくても許せない、そんな自分から逃げ出したいほどに苦しんでいる全ての方と、正直さとともに素晴らしい自分に触れられる、そんな時間共有できるのをとても楽しみにしています。

わたしの平和

クリスティーン・レイマカマエ・チュウ講師紹介
Christine Leimakamae Chu クリスティーン・レイマカマエ・チュウ 1998年に初めてホ・オポノポノのクラスに参加し、現在はアメリカとカナダでクラスを教えている。 3人の子供を育て、会計士として働きながら、子育ての中で、そして仕事のなかで日々ホ・オポノポノを実践している。 クリスティーン・レイマカマエ・チュウのインタビュー記事はこちらからご覧ください。

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