時代が変化するにつれ、ますます多くの女性が「自分の価値」へと意識を向けるようになってきました。
しかし同時に、外の世界が定義する価値観に影響を受けやすいのも事実です。
多くの女性は、家族、キャリア、富、自尊心、尊敬を望んでいると信じているかもしれません。
けれどもクリスティーンが語るのは、女性が本当に求めているのは「自由」であり、それは記憶から解放される自由だということです。


<今、自分が置かれている状況をクリーニングする>


── 専業主婦として、子どものお世話をしながら、自分のキャリアや豊かさを手に入れるには、どうやって状況をクリーニングすればよいのでしょうか?

とても良い質問です。

KRはよく、問題をクリーニングで解決したいとき、最初のステップは「今、目の前にある状況をクリーニングすること」だとわたしたちに教えてくれます。

専業主婦の場合、それは「わたしは今、子どもの世話をしながら、自分のキャリアや経済的な豊かさについて考えている」ということに気づき、その状況とともにクリーニングを始めるということです。

クリーニングを始めるとき、わたしたちはこの状況の中で湧き上がってくる思考、願望、不安のすべてをプロセスに入れます。

思考や願望の渦に巻き込まれてしまうと、自分に本当に与えられている道を明確に見ることができなくなります。

これは専業主婦に限らず、誰にとっても同じです。大切なのは、クリーニングを通して「自分自身」「自分の内側に湧き上がる思考」「その思考の背後にある記憶」との間にある結びつきを断ち切ることです。

その記憶とのつながりを断つことで、ようやく一歩引いて状況を見ることができるようになります。そのとき初めて、わたしたちは自分の内なるインスピレーションに耳を傾け、人生がこの瞬間にもたらしているものを観察できるのです。

わたしたちの生き方には二つしかありません。
ひとつは愛とともに生きること。
もうひとつは、恐れ、不安、罪悪感を抱いて生きること。

ホ・オポノポノは、不安の記憶を手放し、愛とともに前に進むことを選ばせてくれるプロセスなのです。


<最初にすべきことは、いつでも自分のもとに戻り、自分をケアすること>


── 多くの女性にとって、お金を稼ぎたいという気持ちの奥には、「自分の価値を証明したい」という思いがあるように感じます。女性の自己価値について、あなたはどのように考えていますか?
わたしは以前、同じ質問をKRにしたことがあり、そのときKRは「あなたは何もする必要はありません。存在そのものが価値なのです」と教えてくれました。
ですが、この社会では、どれだけ稼いだか、どんなキャリアを築いたかといった「成果」で価値を判断されがちです。そうして初めて、価値があると見なされる。
だからこそ、女性が「何かをすることで外から認められる」のではなく、「本来の自己価値から生きる」ための視点やガイダンスを伺いたいのです。

これもとても意味のある質問です。

わたしたちが本当に求めているのは、お金でもなく、自己価値でもなく、尊敬でもありません。
わたしたちが本当に望んでいるのは「自由」です。

では何からの自由でしょうか?
欲しいものからの自由。
持つべきだと思っているものからの自由。
誰かに何か言われたときに湧き上がる思考、不安、判断からの自由。

外側の声は、わたしたちのエネルギーを奪っていきます。
クリーニングによって、そうした思考がわたしたちに背負わせている重荷から解放されることができます。

クリーニングを通して、不安や判断、考えの握りを緩ませていくと、ある瞬間に「わたしは大丈夫」と感じられるようになります。
何かをする必要はありません。
わたしたちがするべきなのは、「自分自身」と「その思考の背後にある記憶」とのつながりを断ち切ることだけです。

わたしたちは他人がどう思うかを気にして、多くの時間を費やしています。
けれども、最初に必ずすべきことは、自分のもとに戻り、自分をケアすることです。

パートナーから「あなたには価値がない」と言われたとしましょう。とてもつらく聞こえますよね。
ですが実際には、その言葉は「自分の内側でどこに取り組む必要があるのか」を教えてくれているのです。

理解しづらいかもしれません。
けれどわたしたちにとって、それはチャンスなのです。記憶を解放し、結びつきを断ち切るためのチャンス。

もしそのパートナーやその言葉に関連する記憶がなければ、そもそもその言葉は耳に入らない。
たとえ耳に入ったとしても、心が揺れることはありません。

このことに気づくと、どんな言葉を聞いても、パートナーがどれほど理不尽に思えても、わたしたちがすべきなのは「その言葉に関係する記憶とのつながりを断ち、自分を自由にすること」だと分かります。

そしてそのとき、わたしたちは子どもたちも、その記憶から自由にすることができるのです。

【クリーニングできるもの】
・自分の個人情報
・今、置かれている状況
・外側の声や他人の行為
・自分が欲しいと思っているもの
・思考、判断、感情、そして記憶

【クリーニングの二つの方法】
・状況について考えたとき、どんなクリーニングツールでも使ってよい
・時間があるときは、上の項目を書き出し、一つずつクリーニングする。プロセスの中で湧き上がる感情ともクリーニングする。平和を感じたら終わりにし、紙を破って捨てる。


<この言葉を試しに唱えて、記憶を手放してみてください>


── パートナーから心を傷つけるようなことを言われたあと、どうしたらその人を新しい目で見ることができるのでしょうか?
そのときは許せたとしても、また同じことを繰り返すかもしれません。どうしたら再び信頼できるようになりますか?

わたしたちがある記憶を何度も噛みしめ続けると、どんどんその記憶の中に沈み込み、さらに強くしがみつくようになります。
すると心も身体も疲れ果ててしまいます。
これらの記憶は、わたしたちの肩に重くのしかかる荷物になってしまうのです。

そこでわたしたちは自分にこう言って思い出すことができます。
「夫がこういう言い方をしているとき、わたしが経験しているその背後にある記憶が何であれ、どうかごめんなさい、許してください」

大切なのは、記憶が語っていることに従ったり、巻き込まれたりする必要はないということです。
必要なのは、まさにその瞬間にクリーニングを始めることです。

「ありがとう」
「ごめんなさい」
「許してください」
これらを唱えてクリーニングを始めれば、その記憶とのつながりが早く断ち切られ、記憶に操られた心の対話が止まっていきます。

わたしたちは、自分の内側から聞こえる声を無視しているわけではありません。
聞こえてはいるけれど、それに従わない選択をしているのです。
わたしたちはクリーニングを選ぶ。そしてそのあとにくるインスピレーションを聞くのです。

もしわたしたちがいつもの反応パターンに戻ってしまったり、言い返してしまったりするとき、それは愛からではなく、記憶から話している状態です。

わたしがホ・オポノポノでとても好きなのは、
「目の前で起きている現実を否定しなさい」とは言われないところです。
「今、自分が経験していることを、そのまま見る」ことが求められているからです。

わたしたちは自分自身に、ウニヒピリ(潜在意識・内なる子ども)に向かってこう語りかけることができます。
「わたしはこの状況が好きじゃないってわかっているよ。じゃあ、これを手放してもいいかな?これは本当に相手のせいでも、わたしのせいでもない。そのとき、わたしたちはふたりとも記憶の再生に落ちてしまっただけ。もう十分だよね。この記憶を手放そう。記憶とのつながりを切ろう。ありがとう。愛しています」

自分をケアすることが最優先です。

もし身体的な衝突があるなら、まずは身を守ることです。
その場を離れる、安心できる場所に行くなど、自分を守る行動が必要です。

パートナーと口論になったとき、わたしたちがクリーニングすべきなのは「口論の内容」です。
わたしたちは、本当のところ舞台裏で何が起きているのかを理解していませんから。

そして何かを決めるときは、
「これは記憶から来ているのか? インスピレーションから来ているのか?」
それを見極めるのです。
ここが本当の違いです。

── 素晴らしいです。本当にありがとうございます。
ヒューレン博士は、女性はとても大事で、女性の幸せが世界全体に影響すると言っています。
女性にとってホ・オポノポノを学ぶことはとても大切だとわたしも感じています。

女性は社会から多くの役割を与えられています。母、妻。
職場で不公平な扱いを受ける女性もいます。
集合意識の中では、女性は長い間、我慢や犠牲、尽くすことを求められてきました。

例えば共働きの夫婦でも、子どもが生まれたとき、犠牲を払うのは多くの場合女性です。
女性が退職し、家で子どもの世話をするようになる。
そこから、社会的役割と自己との間で葛藤が生まれます。

女性はこの「役割に対する不安」をどうクリーニングし、自己価値を取り戻し、関連する記憶を手放せるのでしょうか?

犠牲の時代はもう終わりです!

わたしたちは思い出さなければいけません。
この人生に生まれるとき、わたしたちは自ら「女性として生きること」を選んできたということを。

そして女性として生まれたからには、「女性性に関する記憶」をクリーニングするという目的も含まれています。
例えば、「女性は二番手」「女性は指示を待つ存在」といった集合意識の記憶です。

わたしたちが「自分でこの性別を選んだ」と思い出すとき、まったく違う女性性を生きることができるようになります。
自分自身の強さを見ること
自分の力を引き受けること
愛を持って自分として生きること

それができるようになるのです。

自分にこう伝えることもできます。
「もう十分。わたしはこの記憶をクリーニングで手放すことを選びます。わたしは自由を選ぶ。わたしは本来の自分を生きることを選ぶ。家族もクリーニングに含め、彼らも自由に戻れるようにします」


これはわたしたちにできることです。

ある瞬間、自分が「被害者のように感じる」としたら、それはそのとき「被害者である」という記憶を信じてしまったからです。

本当はパートナーや社会が原因なのではありません。
「わたしは被害者だ」という思考を信じてしまっただけです。

そこでまた自分に思い出させます。
「記憶さん、聞こえているよ。でもわたしはあなたを手放すことを選ぶ。ありがとう。解放する機会をまた与えてくれてありがとう」

── ありがとうございます。本当に深いお話でした。
ここまでの質問では、主に女性の自己価値について伺ってきました。
では、ホ・オポノポノの視点から見る「真の自己価値」とは何でしょうか?

真の自己価値とは、こういうことです。

わたしたちの本質は愛そのもの。
わたしたちは完全である。
わたしたちは神聖なる存在から創られている。

それがわたしたちの真の姿です。
それ以上でも、それ以下でもありません。

わたしたちが愛の中に入ることを許すとき、わたしたちは自由に入っていきます。




Christine Leimakamae Chu クリスティーン・レイマカマエ・チュウ 1998年に初めてホ・オポノポノのクラスに参加し、現在はアメリカとカナダでクラスを教えている。 3人の子供を育て、会計士として働きながら、子育ての中で、そして仕事のなかで日々ホ・オポノポノを実践している。 クリスティーン・レイマカマエ・チュウのインタビュー記事はこちらからご覧ください。個人セッションの詳細・お申し込みはこちらからご覧ください。

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