わたしは今これから始まる未来そのものをクリーニングします。
なぜならば、未来そのものにも、わたしたちと同じようにアイデンティティーがあるからです。
意識があるということは、記憶を共有しているということです。
わたしたちはまるで、未来というものが先にあり、そこに勝手にいつかたどり着くと思っていますが、今この瞬間にも、わたしたちが未来を考える時、それは自分とともに存在しています。
それでは、あなたにとって未来はどんなものでしょうか。
今の不完全な自分が、夢を実現させていることができる理想的な存在ですか?
それとも、いつなにが起こるのか予測不能のあなたに不安をもたらす存在でしょうか?
たった今、自分と「未来」はすでに記憶を共有し合っています。
そうであるにも関わらず、未来が良いものであるように一方的に願っているのではないでしょうか。
さて、それでは未来をクリーニングしていくとどういうことが起きるのか。
それは、自分と同じく、未来が本来のアイデンティティーを取り戻すということです。
記憶から解放され、自由に本来の神聖なる役割を思い出すことができるのです。
同時に、それはわたし自身、そしてすべての存在の間にも起きるのです。
記憶を通してではなく、それぞれがそれぞれの役割を歩きながら、わたしが未来と出会う時、それは期待や不安から解放された道となります。
2020年という未だかつて体験したことのない一年を超えて、今、未来を見る時に、クリーニングという実践ツールをみなさまとともに活用していきたいと思います。