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わたしがクリーニングを始めて数年後、大きな転機が訪れました。
夫はパソコン関連の企業に勤め、申し分ない役職についていましたが、3人の仲間と1匹の犬で、新しい会社を企業したいと言い出したのです。
夫が安定した会社を辞めて独立したいと言ったとき、皆さんはどうするでしょうか?
もしかしたら「そんな危険な賭けはやめて!」と必死に止めるかもしれません。
そのとき、わたしは自分の中に沸き起こる様々な感情をクリーニングしていました。

夫は、そのまま会社を辞めて起業することを決め、独立後、会社で起こるトラブルや心配事を、わたしに報告するようになりました。わたしはそれをただクリーニングしていました。
すると彼は彼らしく自分を表現し、彼の会社も会社としてのアイデンティティを発揮し始めました。そして後に、ある大企業から夫の会社を53億円で買いたいとオファーが来るまでになりました。

クリーニングをすることで夫にビジネスの成功をもたらしたと言われることがありますが、わたしがしたことは、ただ彼の邪魔をしなかっただけです。大手企業を辞めるという不安をずっとクリーニングして、「がんばって、やりたいようにやって」と言ったのです。
わたしには彼の成功は神聖なる存在の意志によるものとしか思えません。

『ビジネスマンがホ・オポノポノを活用する理由』

多くの人は、小さな願い事をたくさん持っています。でも、それを手放して神聖なる存在からのインスピレーションに任せた方が想像をはるかに超えた素晴らしいものが与えられます。
夫の仕事もそうだし、子どもたちの育っていく過程もそうでした。

人から「素晴らしいお子さんをお持ちですね」と言われることがあるのですが、それはわたしの子どもたちは完璧という思いでクリーニングを続けた結果、わたしから記憶が消去されたからです。
わたしから消去された記憶は、子どもたちからも消去されます。
だからどんな子どもであっても、母親がクリーニングしていくうちに、子どもは自分らしさを表現していくようになります。
手放して、神聖なる存在にお任せすればいいのです。

ところがほとんどの場合、わたしたちは神聖なる存在の邪魔になっています。「こうしなさい、ああしなさい」と子どもに指図して、ブロックしてしまっている。

クリーニングとは思いを手放して、自分自身が自由になること。
わたしはクリーニングによって子どもも夫も管理しなくてよい状態になったのです。

Mary Koehler メリー・コーラー IZI LLC主催のセルフアイデンティティー スルー ホ・オポノポノのマスター·コーディネーター。 1997年に初めてクラスに参加し、一年後にはアメリカ オレゴン州においてクラスのコーディネーターを開始。以後、ヒューレン博士とともに世界中を旅する。7人のこどもの母親であり、現在14人の孫の祖母になった。実生活でのクリーニングが、経営者、主婦、あらゆる層から支持を受けている。 メリー・コーラーのインタビュー記事はこちらからご覧ください。

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