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何かを欲するという体験をクリーニングすることは、何かが欠けていることへの不安感への最高のクリーニングなのです。

わたしは12年ほど前に全財産を失いました。

当時お付き合いしていた男性の建築ビジネスに投資するために、貯金や銀行からの融資も含め、すべて投資したのです。

ホ・オポノポノを実践している今だからこそ、当時の自分をクリーニングとともに振り返ってみると、明瞭に見えてくることがあります。

それは、わたしがパートナーのビジネスを金銭的に支援したかった唯一の目的は、自分が彼にとって特別な存在になりたかった、それにつきます。

わたし自身が彼にとっても彼のビジネスにとっても大切な存在になりたかったのです。

それは、「 自己肯定感 」がもともと低いわたし自身が仕事、過去の結婚、子育てを通して、無理やりなんとか自分を押し込めながら、そして恐怖と戦いながら生きてきたことの大きな反動でした。

わたしが当時のパートナーを金銭的にサポートしたことは、お金の乱用、そのものでした。

お金にもアイデンティティーがあるということを知らず、許可も得ずにわたしの記憶の再生による、欲や見栄、恐れのためにお金を扱っていたのです。

その結果、ビジネスは当初期待したような結果にはならず、担保にしていたわたしの家、車などを失いました。

そして二人の関係も終わりました。

これは、わたしにとって、人生において最も苦しい出来事でした。

もともとなかった自信が完全に崩れ、知人、友人、家族からの信頼も失ったように感じられ、恥や悲しみが常にありました。

地獄そのものでした。

そんな中、わたしは知人に紹介されたホ・オポノポノのクラスで、内なる子どもを癒していく過程で、問題を自分自身で解決するというメソッドに出会いました。

当時、自信を失い、30年勤めていたテレビ局で働くことさえも難しいと感じていたわたしは、まずそのことからクリーニングしていきました。

自分が求めているもの、欲しているものをクリーニングし始めました。

何かを欲しいという体験、例えば、

人からの信用

大人としての揺るぎない自信

人から羨まれるような仕事

パートナーシップ

人から信頼されるに値する仕事や住居

どんな小さなことでも、大きなことでも、

今、自分が欲していることや、足りない、欠けていると感じていることをクリーニングすることは、本来、100%完璧である自分をそのように表現させない、自分の内側で長年溜め込まれた記憶のクリーニングそのものです。

大人になり、社会人として生きていく中で、わたしたちは様々な技を身につけます。

自信のある態度、人の共感を集められる姿勢、威厳のある口調など、知らず知らずのうちに色々な面をわたしたちは使いこなしています。

使いこなしていると信じていますが、実はわたしたちのウニヒピリたちは表面的なことよりも、実際に内側で何が再生されているのかを明確に受け取りあっています。

ですから、ホ・オポノポノを通し、自分の内側にある本音と向き合い、クリーニングし始めると同時に、大人としての本当の豊かさ、やりがい、満足感にはじめて触れることができるのです。

わたしは、自分を見失い、全財産を失ってから本当の意味で立ち直るまでに10年かかりました。

それを長すぎると感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、今のわたしにとって、最高の10年だったと言えます。

本当の自分、表面的な技術を必要せずとも、仕事にやりがいを持ち、人と関わり、何かを実らせることのできる自分と再会するための最高の旅だったのですから。

Irene Schwonek アイリーン・シュウォネック 2009年に初めてホ・オポノポノのクラスに参加し、現在はドイツでクラスを教えている。 ミュニックの民放テレビ局の子供チャンネルにて長年プロデューサーを務め、同時に作家、ロミロミセラピストとしても活動している。 アイリーン・シュウォネックのインタビュー記事はこちらからご覧ください。

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