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わたしたちは、問題を体験したときに、すぐさま、問題の原因を見つけようとします。

学校に遅刻した時に、先生からなぜ遅刻したのかを問われ、それにすぐさま適切な原因を見つけ、答えるのが当たり前でした。
 
朝なかなか起きられなくて、親になぜ起きられなかったのかを問われ、「遅くまで起きていたからだ」と答えました。
 
それではなぜ遅くまで起きていたのかと問われ、「なかなか寝付けなかったからだ」と答えました。
 
なぜなかなか寝付けなかったのかを問われ、なんでも、思い当たること、そしてとっさにそこで求められている話の流れに沿って答えを見つけていたでしょう。
 
でも、ウニヒピリ(潜在意識)は、もしかしたら、ただ寝ていたかったのかもしれません。
 
時間通りに進むということに関して、何か記憶を再生していたかもしれない。

一体なにが、起きているのかはわからないけれど、わたしたちの意識の中では、毎秒1,100万ビットの情報が再生されているのです。
 
そのうち15の情報しか知覚できない表面意識は、それをわかりやすく外に発信しますが、残りの膨大な情報を抱えたままのウニヒピリにとっては、そのように表面意識が結論づけること、それによって外の世界で評価され、判断されることは実はとても負担なのです。
 
ですから、わたしたちは、クリーニングを通して、知覚できていない情報によって、不自由になっているウニヒピリを気にかけ、いたわり、なんでもわかっているフリなどやめて、謙虚に愛と尊敬を表現します。
 
なぜなら、情報をかきあつめ、それを父親アウマクアの元へクリーニングしてください、とお願いできるのは、ウニヒピリだけなのですから。

クリーニングすることで、ウニヒピリつまり自分自身をケアし、いたわる。

それによって、「 ゼロ 」と「 無 」を体験できるとKR女史は言っています。
 
とても遠くに感じていた「 ゼロ 」と「 無 」は、実は今この瞬間、自分自身を真にいたわることで、元に戻ることができる場所なのだと、実感するところからクリーニングをはじめてみましょう。



イハレアカラ・ヒューレン博士。 SITH ホ・オポノポノの継承者であり、世界に広めた第一人者。1962年にコロラド大学を卒業後、 ユタ大学を経て、73年にアイオワ大学で教育長、特殊教育ディレクターの博士号を取得。その後、医科大学学長、教育学部助教授に就任し、74年にハワイ大学助教授、76年に知的障害者ハワイ協会事務局長を務め、犯罪者の更生や身体障害者の支援プログラムに取り組む。83年から87年までは、ハワイ州立病院精神科スタッフとして活動。国際連合やユネスコ、世界平和会議などのさまざまな場で講演活動を行う。2022年1月15日享年82歳にて永眠。監修を務めた「アロハ!」(サンマーク出版)のほか、著書多数。 イハレアカラ・ヒューレン博士のインタビュー記事はこちらからご覧ください。
KAMAILELAULI’I RAFAELOVICH カマイリ・ラファエロヴィッチ(通称 KR女史) SITH ホ・オポノポノの創始者、 故モーナ女史の一番弟子。 50年以上クリーニングを続けている。MBA(経営学マスター)やMAT(マッサージセラピストライセンス)の資格を取得。 ハワイでは不動産業を営み、さらにホ・オポノポノを使ったコンサルティングボディーワークランドクリーニング、講演活動を全国各地で行っている。著書に「ホ・オポノポノジャーニー ほんとうの自分を生きる旅」 「ホ・オポノポノライフ」(いずれも講談社)、共著に「ウニヒピリ」(サンマーク出版)、「はじめてのウニヒピリ 」(宝島社)がある。

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