ヒューレン博士はモノと対話をします。
そんな話を聞いたわたしたちは、ヒューレン博士のようにモノに話しかけたり、声を聞こうとします。
そこで、出てくる疑問は、ちゃんと話せているのかな。聞こえているのかな?
という疑心暗鬼な内なる声。
そこでヒューレン博士はもう一度わたしに問いかけます。
あなたが何かに向かって話をしよう、話を聞こうとする時に、相手の本来の姿を見ていない時、相手を一つのアイデンティティーとして受け入れていない時、それに対して必要以上の恐れを感じていたり、嫌悪感を感じていたら、相手はあなたに話しかけたいと思うでしょうか。
わたしたちは、モノに対してだけではなく、問題をクリーニングしている時、心の中でどんな言葉を相手に投げかけているでしょうか。
クリーニングしたから、こう変化するべき。
クリーニングしたから、こういう結果になるべき。
クリーニングしたから、好きになるべき。
そういった思い込みを手放したところに、相手との本当のコミュニケーションが始まるのだと、ヒューレン博士は言います。
思い込みに気づいたのであればクリーニング。クリーニングすることで、「自分」と「モノ」の間にある記憶は消去され、自然と相手そのものの姿、声を取り戻すことができます。
やり方はただクリーニングをするということ、ただそれだけ。
それによってすべてが光に戻ります。