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ホ・オポノポノでは、人間の苦悩を生み出す言動は「記憶の再生」によって起こり、人生は神聖なる存在からの「インスピレーション」によって自然の流れを取り戻すと考えています。
今回は「記憶」と「インスピレーション」の関係について。
蓄積された記憶を消去することの大切さを理解すれば、クリーニングを始めなければという気持ちになることでしょう。

記憶を手放しインスピレーションを待つ

あなたは「わたしは恋人にフラれる運命だった」とか、「自分は仕事では成功しない運命なのだ」などと考えてはいませんか?
このように人はよく運命と言う言葉を使いますが、ホ・オポノポノでは、人間の行動を規定しているのは「記憶」と「インスピレーション」であると捉えています。

世界が創造されて以来、今日までのあいだに蓄積されてきた、さまざまな記憶。そうした潜在意職の中の記憶は、1秒間に1100万ビットも立ち上るため、どの記憶のせいで考え込んでしまうのか特定することなどできません。
けれど、わたし達は確実に、記憶によって、不安や不満を抱き、そうした感情が行動や言動に大きく影響しています。

恋人にフラれた人は、恋人にフラれるという記憶を生きており、仕事で成功しない人は、仕事で成功しないという記憶を生きてしまっているのです。

クリーニングに徹して、あとは神聖なる存在に委ねましょう

でも安心してください。記憶をクリーニングすれば、苦悩から解き放たれ、本来の能力を発揮することができるのです。
これまでにもお伝えしているように、クリーニングの方法はウニヒピリ(潜在意識)に「ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛しています」と語りかけるだけ。そうすることで、ウニヒピリから超意識を経て、神聖なる存在の位置するゼロの空間へと伝わります。すると、神聖なる存在からのインスピレーションの妨げとなっていた記憶が消去され、同時に正しい生き方へと導いてくれる神聖なる存在からのインスピレーションが降りてくる。

この画像はヒューレン博士が書き残した「誰の責任か」2005年5月12日から抜粋したものです。

ホ・オポノポノとは、過去のあやまち(記憶)に向かって、4つの言葉を唱えるプロセスです。4つの言葉を唱えることによって、わたし達は神聖なる存在に向かって、1:戒心、2:許し、3:変質が起きます。わたし達は、この世が存在してから今日まで1:Accept(受け入れる)、2:Create(創り出す)、3:Accumulate(蓄積される)の結果できた、記憶の中で生きています。

❝ We are set free and it is done! ❞
「わたし達は自由になりました。そして完了しました」

イハレアカラ・ヒューレン博士。 SITH ホ・オポノポノの継承者であり、世界に広めた第一人者。1962年にコロラド大学を卒業後、 ユタ大学を経て、73年にアイオワ大学で教育長、特殊教育ディレクターの博士号を取得。その後、医科大学学長、教育学部助教授に就任し、74年にハワイ大学助教授、76年に知的障害者ハワイ協会事務局長を務め、犯罪者の更生や身体障害者の支援プログラムに取り組む。83年から87年までは、ハワイ州立病院精神科スタッフとして活動。国際連合やユネスコ、世界平和会議などのさまざまな場で講演活動を行う。2022年1月15日享年82歳にて永眠。監修を務めた「アロハ!」(サンマーク出版)のほか、著書多数。 イハレアカラ・ヒューレン博士のインタビュー記事はこちらからご覧ください。

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