本来の自分自身に戻る
幸せな女性が幸せな世界を作る
イハレアカラ・ヒューレン博士:まず最初に理解しなければならないのは、わたしたちの意識がどのように機能しているのか。たとえば、毎瞬毎瞬、表面意識が理解している情報量は毎秒15ビットくらい、一方潜在意識が持っている情報量は1,100万ビットに相当する膨大な量です。そしてホ・オポノポノのシンプルさはただ実行してみる、ただ実行するというところにあります。
たとえば誰かが無の状態、ゼロの状態にあるときに何が起きているのか。ゼロ、無の状態とは、過去の記憶の再生が起きていない。ということは、あなたのマインド、意識は自由なのです。
マインドが明確でピュアな状態です。女性たちが無の状態になることができれば、女性たちはとても幸せになるでしょう。
この無の状態こそがわれわれの本来の状態です。つまりわれわれは本来、無なのです。
これは、ブッタが空といったものです。無の状態であるときに、あなたは、悟った状態、悟りになるわけです。
Q:「無の状態」ということが、わかるようでいて、やはりよくわかりません。「無の状態」とはどのようなことなのでしょうか。
イハレアカラ・ヒューレン博士:あなたにとって必要なもの、あなたにとって完璧なもの、それらすべてがあなたのところにやってくる、あなたに与えられます。ということは、たとえば女性が、本当の自分自身であるとき、彼女にとってふさわしいもの、彼女にとって完璧なものがすべてやってくるということです。
ソクラテスもいいました。「汝自身を知れ」と。
あなたは何者なのか。あなたは無、ゼロであり、そして光なのです。
そして、ここでメモリー、過去の記憶がやってくると、光がブロックされてしまいます。女の人が、不幸せと感じたり、愛されてないと感じたり、自分は大切にされてないと感じているときはこのような状態です。そして、「愛しています」という言葉がこのメモリーを消去してくれます。
また、本来の自分自身に戻る。するとそこからまた光が輝き出す。そして、その女性が必要なもの、どんなものでも得ることができます。正しい人に出会うし、ふさわしい人間関係を持てるし、そしてまたふさわしい正しいビジネスができます。だから問題はただ一つ、このメモリー、過去の記憶があるということだけなのです。
メモリーがあると不幸せになってしまいます。メモリー、過去の記憶は間違った人間関係、不適切な人間関係を指します。そのような記憶に覆いつくされている中でも、わたしたちはクリーニングを実践することができるのです。そうすると光が現れてきて、わたしたちはインスピレーションをえることができます。
Q:また男性も同じなのですか。
イハレアカラ・ヒューレン博士:男性でも同じですが、男の人は女性から生まれますよね。女性が不幸せだと、不幸せな子供たちが生まれます。不幸せな子供たちは不幸せなビジネスピープルになっていきます。
たとえば、アメリカとか今の日本は経済的に下降していますよね。それは、そもそも女性が不幸せである。不幸せな女性たちがいることが原因です。
Q:女性が不幸せであることと経済の下降の関係を、もう少しくわしく教えてください。そして、その光を受けるために、4つの言葉を唱えればいいのでしょうか。
イハレアカラ・ヒューレン博士:光とはゼロの状態、シェークスピアがいった空白です。幸せな状態というのはこういう状態です(画像1)。そうすると、完璧な御主人、完璧な男性を見つけます。そして幸せな子供たちが育ちます。ここにメモリーが現れます(画像2)。ということは、このメモリーが光をブロックしていますよね。不幸せなわけです。悲しいわけです。そして落ち込みます。
そしてホ・オポノポノで「愛しています」といったとき、メモリーは消去されます。そのくらいシンプルなのです。
このわれわれのマインドは2つの種類の情報によって動いています。1つはメモリー、つまり記憶。それは光をブロックします。もう1つは光です。
これはブッダが言われた悟りということであり、ニルバーナ、涅槃です。そして女性が本来の自分自身であるとき、光が出て来ます。
でも、メモリーが出てくると、これはちょうど雲が太陽の光をブロックしているような状態です。ホ・オポノポノというのはこのメモリーを大好きになってあげることです。メモリーに対して、「愛しています」というとメモリーが消去されていく。それが手放すということ。
そして、光が届き、幸せな女性、幸せな子供たち、幸せなビジネスマンたちが現れます。でも女性が不幸せだと・・・。
イハレアカラ・ヒューレン博士:そしてわたしはどのようにしたらあなたが自由になれるのか、という話をしているだけなのです。わたしはお金を稼ぐ話をしているのではありません。ただ、本来の自分でいること。本来の自分であったとき、ゼロの状態であったときに、あなたにとってふさわしいものがすべてやってくるのです。女性が本来の自分自身であるときに、悟りがやってきます。
問題はメモリーです。これは借金です。これは魂のローンのようなものです。そしてホ・オポノポノをすることでその借金を返済して、光の状態にもどるということ。
そしてあなたがその借金を支払ってこのメモリーを手放さないと、鬱状態になるとか、自殺したくなるとか。女性たちがどれほど不幸せか、信じられないほどです。
本当に不幸せです。韓国に行ったときも、女性たちは不幸せでした。わたしは女性たちに言うのです。男性がやってくれるのを待っていたら、永遠に待つことになるよと。
でもあなたは、ご自身のためにやることができます。男性がやってくれるのを待つことはないということです。
Q:そのために、4つの言葉を?
イハレアカラ・ヒューレン博士:4つの言葉もありますが、いわゆるクリーニングツールと呼ばれているものは80種類か90種類くらいあります。そのうちの4つということですね。その他にもブルーソーラーウォーターを飲むとメモリーが消去されていきます。
Q:クリーニングのツールは、たくさん使うほど、頻回に使うほど効果的ですか。好きなもの、やりやすいものを選んでやればよいですか。
イハレアカラ・ヒューレン博士:ただ、もうなさるだけでいいのです。ただ実行なさるだけで。
友人のベティさんは彼女のお姉さんを助けたかった。そこで、わたしたちはどうやって人を助けていくかということですが、われわれはその人のためになにかをしようとしてしまいますね。でも、ホ・オポノポノはそうではなくて、ご自身のためにする。ご自分のためにするのです。
平良ベティ:わたしは引きこもりの姉がいたのですが、彼女のために遠隔治療とか、いろんな治療とか健康食品とか健康器具とかいろいろ買って来ました。しかし、何もうまくいかなくて。それであらゆるセミナーも受けてきました。
ヒューレン博士にお会いして、クリーニングを始めたときに、「お姉さんをクリーニングはできない」と言われました。姉が住んでいる住所はわたしがクリーニングできますが、「あなたの中に原因があるので、あなたをクリーニングしなさい」といわれました。
比較されて育っていたので、姉に対する恨みをクリーニングしたりとか、姉に対する妬みとか、こういう姉を持って恥ずかしいとか。一生、この人の面倒を見なければならないのかという経済的な恐れとか、そういうのをクリーニングしていくうちに、1年か2年くらいクリーニングしたころ、もう忘れちゃったんですね、姉のことを。あまり気にならなくなった。
そうしたら、姉がゴミを捨てにいけるようになったりとか、トラックで売りに来た八百屋さんに買い物に行ったりとか、最近は美容室にも自分で行くようになって、すごくいいブランドが見つかったとかいってわたしにすすめてきたりとか、わたしの心配を今ではしてくれています。
イハレアカラ・ヒューレン博士:興味深いことは、ベティさん本人がまず幸せになったこと。そして、彼女のお嬢さんもホ・オポノポノのクラス中で、そのことをみんなの前で発表してくれたんです。「母が幸せだとわたしも幸せです」と。どんどん幸せの輪がひろがっていくということですね。
Q:「まず自分が幸せになる」ということが、難しいというか、罪悪感のようなものを感じる人もいるのではないかと思うのですが、そういう人にもしアドバイスがありましたら教えてください。ベティさん、クリーニングされた方法は、ただ4つの言葉を話しただけですか?
平良ベティ:わたしは、最初、「愛しています、ありがとう」とはうまく言えませんでした。
「ごめんなさい、許してください」と潜在意識とメモリーに向かってずっと言っていました。姉に対してそういう気持ちがあるということに、「ごめんなさい、許してください」と繰り返してました。それとクラスの中で扱う、12のステップを読んでみたり、ブルーソーラーウォーターを飲んだりしていました。
イハレアカラ・ヒューレン博士:ベティさんがクリーニングするたびに、彼女の中のメモリーが消去されていく。それとともに、彼女のお姉さん、そしてまたやがて、日本全体からもメモリーが消去されていくわけです。
宇宙の隅々まで、あらゆるところで過去の記憶が消去されていく。そしてみんながクリーンな状態になるわけです。ということは、皆さんそれぞれご自身がインスピレーションを受け取ることができるわけです。ベティさん、ホテルのお話をしてくださいますか。
平良ベティ:講演会やセミナーをホテルで開催する際、当初はトイレが足りないとか、参加者が早く並びすぎたりとか、色んな問題が毎回起こっていました。
しかし、今回、韓国にスタッフとしていったのですが、ホテルの人たちがスタッフの一員であるかのように気を配ってくれたり、わーっとみんなトイレに行っても、「こっちにありますよ」などスタッフ以上の仕事をしてくれました。
最近は、日本でもそうですが、スタッフ以上のことを一人一人がやってくれて、依頼する前に動いてくれるということが多くなってきて、本当にありがたいです。
イハレアカラ・ヒューレン博士:ということは、従業員の人も幸せだし、ホテルもそれによって収益が上がる、みんな幸せを担っていく。でもその幸せはまずは彼女から始まったのです。
この現象はあなたから始まることもできます。どんな人だって、「ありがとう」とか「愛してます」と言えますからね。