クリスティーン・レイマカマエ・チュウ —— 酸素マスクは、まず自分につける

東京を歩きながら、クリスティーンに「自分を大切にすること」について伺いました。子育ての年月の中で、私たちはつい役割にすべてを捧げ、自分を後回しにしてしまいます。けれどホ・オポノポノは、まず自分を満たすことが、家族を支える道だと教えてくれます。

酸素マスクは、まず自分に

最高の親、最高の母であろうとするほど、私たちはたやすく自分を見失います。だからこそ、とクリスティーンは言います。

「セルフアイデンティティ(SITH)ホ・オポノポノは、まず自分を見つめ、まず自分を大切にすることを教えてくれます。まず自分を大切にしなければ、家族を大切にすることはできないのです。」

それは、飛行機の酸素マスクと同じ。マスクが下りてきたら、まず自分から着ける。自分が呼吸できていなければ、子どもの呼吸を助けることもできないからです。
それでも私たちは人間で、つい「自分は最後でいい」と思ってしまう。そして一日の終わりに苛立ち、ふと気づくのです。「どうしてこの子たちに苛立っているの? ——ああ、自分自身を見つめなければ」と。

朝、ベッドを出る前に

クリスティーンが大切にしている習慣は、とてもささやかなものです。

「朝、ベッドから出る前に、まずウニヒピリ——内なる子どもに話しかけます。『愛しています、ありがとう』と。」

起きてしまえば、一日はぐるぐると回り出し、どんどん速くなる。だからこそ、その前に。表面意識と潜在意識——「内なる家族」と私たちが呼ぶこの二つがつながっていれば、私たちは調和の中にいられます。母(表面意識)と内なる子どもが互いを認め合えば、少なくとも良いところから一日を始められるのです。
母親が自分を大切にしなければ、ただ調和を失い、一生懸命がんばっても苛立ち、疲れ果ててしまう。そして子どもは、それを感じ取ります。「ママが幸せでなければ、家族の誰も幸せでない」と、子どもは知っているのです。
まず自分を大切にすること。それは、わがままではありません。家族を助けられるよう、自分を保つための方法なのです。

記憶からの、少し長い休暇

クリスティーンは、「感謝は内側から湧いてくる」と語ります。

「幸せを無理に押し出そうとはしないことです。ただ、心を静めたいのです。」

誰もが幸せな家族にと懸命になる。けれどそれは、ただ記憶が再生されているだけ。そうではなく、心を静めることができれば、この混沌のすべてから、ただ解き放たれるのです。
「それは、私たちを動かす記憶からの休暇のようなもの」とクリスティーン。しばし呼吸をして、愛と平安の状態で出かけていく。すると子どもは感じ取ります。「ああ、ママが幸せそう」と。そして本当は、ママはただ、混沌から解き放たれているのです。

子どもが巣立った、その先で

やがて子どもたちは自立し、親もまた新しい段階を迎えます。大きな役割の一つが薄れるとき、虚しさを感じる人もいるでしょう。

「私も『巣立ちの後の親』になることを、とても案じていました。『この先ずっと、自分は何をすればいいのだろう』と。——でも、なんと、これが心地よいのです。」

今は、子どもたちへの思いをただクリーニングし、様子をうかがう。何か話してくれたら、「教えてくれてありがとう」と受け取り、その心配と共に自分自身に取り組む。
ときには、つい不安から電話してしまうこともあります。すると子どもはこう言うのです。「ママ、ちょっと下がって。自分の不安を私に押しつけないで」と。「いやだ、それはママのものでしょ」と。
だから、私たちにできるのは——自分のものを、手放すこと。「私はストレスを感じている」「子どものことが不安だ」。それを認めるのは、問題ではありません。問題は、それを握りしめ、その中に居続けることなのです。
ヒューレン博士は「自分の記憶を愛しなさい」と言いました。せめて、大丈夫でいる。不安を抱く自分に腹を立てれば、不安に恐れまで重なって、動けなくなってしまうから。
「不安よ、ありがとう」。それを感じる必要も、感謝を感じる必要もありません。ただ認めて、「ありがとう、愛しています」というクリーニングツールを使うだけ。それだけで、いいのです。

まず自分を大切にしなければ、家族を大切にすることはできません。それは、わがままではないのです。
——クリスティーン(講師)

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