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私は生涯ずっと、愛する人を失うことを恐れていました。
幼い頃、母親を亡くした子供たちの物語が描かれたテレビ映画を観て、抑えきれずに泣いたのを覚えています。両親がいつか亡くなるという考えが怖くて仕方ありませんでした。悲しみというもの、愛する人を失ったらその喪失感に耐えられない、愛する人がもうこの世にいないという考え、愛する人にもう会えない、声を聞けないという考えが怖かったのです。子供の頃、愛猫が亡くなった時や犬が亡くなった時には、深い悲しみと嘆きを感じました。

2011年に初めてSITH(セルフ・アイデンティティ・スルー・ホ・オポノポノ)のクラスを受講し、それ以来この奇跡的なプロセスを実践してきました。

愛する人を失う恐怖が湧き上がるたびに、私はクリーニングをしました。「愛しています。ありがとう。この恐怖を手放す機会を与えてくれてありがとう。」こうした思いが浮かんだ時にはツールを使いました。ヒューレン博士がクラスで言ったように、「JUST DO IT」それで、たとえその恐怖が永遠に私のものだと思っても、私はそれを行いました。たとえ悲しみがいつか私を捕らえると思っても、クリーニングを続けました。

2021年に父が末期癌と診断されました。診断されたその瞬間、私たちは彼がこの世にいる時間が残り少ないことを悟りました。その知らせを聞いて泣いたのを覚えています。泣きながら、そしてクリーニングをしました。父が衰え、苦しみ、死んでいくのを目の当たりにするこのすべての体験に対してクリーニングをしました。

父の最後の数ヶ月間、父と母、そして家族と一緒に多くの時間を過ごしました。父が衰えていく様子を見守り、彼がこの世を去る日が近いことを感じながら。彼と共に過ごす時間や、家に帰る途中でも、常にクリーニングが私の心の支えとなりました。このプロセスがあって本当に良かったと思います。どうしたらいいかわからない時は、ただツールを何度も何度も使いました。何を考えればいいのか分からない時も、クリーニングを続けました。

ある晩、父は眠ったまま旅立ちました。その時、私は感謝の気持ちでいっぱいでした。父の苦しみが終わったことに感謝しました。これらの感謝の気持ちや、父がいなくなったという気持ちと共にクリーニングを続けました。その瞬間から時間が別の方向に伸びていくような感覚がありました。泣きましたし、悲しかったですが、圧倒されることはありませんでした。

父が亡くなってから間もなく、私は悲しみがないことに気づきました。私がずっと恐れていた悲しみの代わりに、そこには平和がありました。生涯恐れていた喪失感や深い悲しみの代わりに、父は最初からここにいなかったかのような感覚が残されました。悪い意味ではなく、奇跡的な不思議な感覚です。父への愛情は変わらず存在しているのに、「愛する人を失う」という感覚がなく、「父がいないことの悲しみ」もなく、「父と話せないことの悲しみ」もありませんでした。圧倒的な悲しみもありませんでした。ただ理解を超えた平和と父への愛が残されました。ホ・オポノポノを通じて私の人生に起こった真の奇跡です。

ありがとう。愛しています。

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