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ある時、クライアントがこう言いました。
「わたしは怠け者なのです。これまでどれだけのチャンスを、自分が怠け者であるということによって棒にふってきたか数えられません」

このように多くの人は、簡単に自分や他人に対して「怠け者」という表現で片付けようとしますが、わたしはそれに対して「気をつけてください」と助言します。

怠惰な人間というのは存在しません。
それは記憶の再生によってそうさせているのか、またはウニヒピリにとって正しいことをしているのかもしれないのです。
どんな時も、本当のところで一体何が起きているのかはわからない、その感覚こそが物事を動かす最も大切なことなのです。

わたしたちは日々、自分を律し、今起きている問題をなんとかしようと、評価し、分析し、判断し、決断しようとしています。

わたしたちがホ・オポノポノを扱うときは、まずそのようにして、思考によって堰き止めてしまっている流れを取り戻すことから始めます。

個人セッションでは、普段自分では気づかない様々な決めつけ、習慣をクリーニングすることができます。その過程で、表面意識が気づかなくとも、日々の自分の思考や行動の原因となる記憶が消去され、流れを堰き止めてきたものを手放すことで、わたしたちは自由を体験します。

何が起きているのかはわからないという事実に気づく。
全ての原因である記憶を抱えているウニヒピリとの関係を取り戻す。
本当の自分のリズムを取り戻す。

以上のプロセスで、わたしたちは人生に対する信頼を取り戻すことができます。

例えば人と関わることに疲れてしまうときにも、その自分自身を無理やり変えようとしません。今、あなたの心がそのように見ているということをこねくり回さなくて良いのです。
なぜならば、あなたがそう思っているのではなく、記憶によってそのように体験させられているから。
まずは、どのような受け入れ方であろうと、そう受け取っている自分を尊重し、クリーニングします。





Momilani Ramstrum, Ph.D. モミラニ・ラムストラム 1983年、オアフ島でモーナ女史が開催したSITHのミニレクチャーに参加し、以来、スタッフとして活動。故モーナ女史から講師へのトレーニングを直接受けた数少ない内の一人でもある。 カリフォルニア州サンディエゴ、メサカレッジの教授兼音楽監督として活動するほか、近年ではクリーニングのインスピレーションから絵画を始め、展覧会が開催されている。 モミラニ・ラムストラムの関連インタビュー記事はこちらからご覧ください。個人セッションの詳細・お申し込みはこちらからご覧ください。

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