人を説得しようとしたり、
誰かに対して自分をなんとか理解してもらおうとしたり、
誰かを励まそうとしたり、
不満をぶつけようとしたり、
わたしたちは自分の口や表情、身振り手振り、文字をつかって、人に何かを常に伝えようとしています。
咄嗟の一言であったり、熟考した上で言葉を選んだり、自分の思いをできるだけ正確に伝えようと常日頃知らず知らずに努力しているのではないでしょうか。
しかし、ヒューレン博士はわたしたちに問いかけます。
あなたの本当の思いとはなんでしょうか。
そもそも、そんなものはあるのでしょうか。
あなたがいつの間にか抱え込んでいたものが、記憶の産物なのだとしたら、誰がどのようにして、あなたの本当の声を聞くでしょう。
あなたの本当の姿を目にすることができるでしょう。
記憶の氾濫が収まり、内側に静けさが戻った時、一体どんな声があるのか、聞いてみたくはありませんか?