女性が幸せならば、世界が変わる
ヒューレン博士:今の時代、女性が幸せではありません。もし女性がゼロの状態で、正しい場所を見つけるなら、経済状態もよくなり、景気刺激策などは必要ありません。
平良ベティー:博士は世界的な経済危機や戦争も、女性が抑圧されているから起こっている、と言っています。メリーさんのように、ご主人が奥さんのしていることを尊重してくれるといいけれど、日本の男性は女性を尊重してないことがありますよね。女性はそれでとても落ち込んで、すべてのエネルギーも落ち込むのです。
ヒューレン博士:女性が幸せなら、子どもも幸せ、そしてメリーさんのように、ご主人も幸せなのです。
メリー:わたしは子育てが大好きでした。子育ての中盤からホ・オポノポノを始めたのですが、クリーニングをすると、すべてがよりスムーズになって、助けを得られるようにもなりました。わたしが正しいところにいたので、パートナーとして子育てしている夫もとても楽しんでいましたよ。
ヒューレン博士:ビジネスと同じですね、まさにファミリービジネスです。それをチームワークというのですよ。しかし、はじめはまず女性からなのです。
メリー:子育ては仕事と同じです。自分の役割や、自分が何をする必要があるかを理解する必要があります。もし不満に感じ始めたとしたら、わたしは何かにつかまっているのです。そんなときはすぐクリーニングして、チェックします。クリーニングして、すべきことをしていると、夫は不平を言わないのです。わたしの提案にすべて「イエス」というのです。男性もすべきことをするのです。
ヒューレン博士:ある意味では、男性の役割とか、女性の役割とかいったルールはないのです。それはただ自然に織りなされます。美しいですよ。女性であること、それ自体が「アート」なんです。女性が女性でありさえすれば、男性もすべて大丈夫なのです。
ー女性にとって、女性であることが難しい時代が続いているわけですね。だから今のようになっているということでしょうか?
ヒューレン博士:女性が自分自身を見ようとしていないのです。あなた方女性が自分自身を見なければなりません。
平良ベティー:わたしたち女性が先で、家族や他の人たちがその後ですね。
ヒューレン博士:そうです。女性が男性に代わってまずゼロになる、そうすると、誰もがゼロになります。セルフアイデンティティー スルー ホ・オポノポノは、あなた自身でできます。あなたが大いなる源に直接行きつくことができるのです。これは女性が女性自身を解放し自由になれる方法なのです。
リーダーシップとは、自分の中で何が起きているのかを見ること
ーリーダーシップについておうかがいします。社会でも家族でも、リーダーは何をするべきでしょうか。
ヒューレン博士:100パーセント責任(レスポンシビリティー)をとることです。これはすべてに対応(レスポンス)する、という意味です。もしビジネスがうまくいっていないとき、誰を責めるのでもなく、自分の中で何が起きているのかを見る。それこそがリーダーシップです。
もしリーダーがクリーニングの方法を知らなければ、組織の誰かがクリーニングすればいい。誰か1人がクリーニングしなければなりません。家庭もビジネスも一緒ですよ。
【ヒューレン博士インタビュー】
『世界で起こることの全責任をとる』
メリー:まさにビジネスは家族なのです。ビジネスでも1人ひとりが正しいところにいる、という点では家族と同じです。家庭でも、子どもがおかしければ、家族全体がおかしくなるでしょう。他の誰かを待ってはいられないのです。誰かがクリーニングしなければならないし、責任をとらなければなりません。潜在意識のメモリーを消去する責任です。
平良ベティー:日本で最初にビジネスクラスを開催すると告知したとき、何度か電話がかかってきました。「なぜヒューレン博士がビジネスクラスなんてやるのですか? 嫌な気持ちがします」と。でもそれは、わたしのメモリー、先入観が引き起こしたことです。
ヒューレン博士:メモリーが再生する。そしてそのメモリーがあなたに、その相手を体験させるのです。だからメモリーがある限り、相手のことをあるがままで体験することはないのです。なぜなら、メモリーが影のようになって邪魔するからです。だから1秒もクリーニングを止めることはできないのです。メモリーを消去して相手を見ると、美しく見えるのです。
責任が向こう側にあると思い続けてはいけません。常に自分の中にあるだけです。もし自分の中にあるのでなければ、何もチャンスはありません。自分の中にあるのなら、すべてが自分の手が届くところにあります。なんと素晴らしいことでしょう。