よみもの

血圧を下げる効果があると立証されたスピリチュアルプログラム

血圧を下げる効果があると立証されたスピリチュアルプログラム

本稿はアジア人、ハワイ人、その他太平洋諸島系民族で、総員23名の高血圧症(高血圧症、高血圧前症)に罹患している成人に対し、セルフアイデンティティ ホ・オポノポノを受講してもらうことによって起きる変化についての研究報告である。通常の高血圧症の治療に加え、セルフアイデンティティ ホ・オポノポノと呼ばれるこのプロセスを学ぶことにより、高血圧症が改善されるか否かを検証した初めての介入研究だ。このプロセスは意識、潜在意識、超意識(心、肉体、魂)の3つの関係をより良好にし、自己自身をより深く理解するためのアプローチである。この研究の為に、我々は心、肉体、魂が一致して働いた時、健康や血圧コントロールに好ましくない影響を与える可能性のあるストレスや緊張、葛藤から解放されるかどうかを解明したいと考えた。

研究参加者はセルフアイデンティティ ホ・オポノポノのクラス、すなわちディスカッション、対話による問題解決、問題解決までのプロセスや方法についての分かち合い、質疑応答などからなる講義を受講した。研究参加者は呼吸法や祈り、瞑想など簡単なプロセスを学んだ。受講して2か月後、研究参加者の血圧は下がった。研究結果はこのプログラムが血圧コントロールに有効であることを示唆している。

セルフアイデンティティ ホ・オポノポノのプロセスは生活の中に簡単に取り入れやすく、低コストで、内容を理解しやすく、肉体的、社会的なリスクも伴わない。また高血圧だけでなく、他の健康状態にも有益な効果をもたらすことが期待できる。

文献:Self
Identity Through Ho’oponopono as Adjunctive Therapy for Hypertension Management

Kikikipa Kretzer, PhD; James Davis, PhD;David Fasd, MD; Julie Johnson, PhD; Rosanne Harrigan, EdD

高血圧症に対する補助的治療としてのセルフアイデンティ ホ・オポノポノの有効性
Kikipa Kretzer, PhD James Davis, PhD David Easa, MD Julie Johnson, PhD, Rosanne Harrigan, EdD

目的:
セルフアイデンティティ ホ・オポノポノは、ストレスを認識し解放するために、段階を踏んで問題解決するアプローチである。本研究の目的は、セルフアイデンティティ ホ・オポノポノを高血圧症の標準的治療に併せて行なった場合、標準的治療のみ行なう場合と比較して、高血圧症のコントロールがより良くできるか否かを明らかにすることである。

研究デザイン、設定、研究参加者:
研究参加者はハワイ在住のアジア人、ハワイ人、その他太平洋諸島系民族で、総員23名である。当該インターベンション(仮説を立証する為治療などの行為を人為的に行なうこと=介入)を行なう前と後の血圧を計測比較することによる、研究参加者自身を対照とした縦断的研究を行なった。

インターベンション:
研究参加者はセルフアイデンティティ ホ・オポノポノの半日学習コースを受講した。コースはそれぞれのセルフアイデンティ(自己)を理解することを通して平衡感を自身の内に築き、ストレスを正しく見ることについて学ぶものであった。研究参加者は「悔悟し、許し、変換する」という問題解決の為のプロセスを学ぶと同時に、日常生活にそのプロセスをどのように取り入れていくかについて学んだ。

結果判定法:
インターベンション前後に繰り返し血圧測定し、結果をGEE(一般化推定方程式)により比較した。また、受講前後にスピリチュアリティに関する2種の質問書に回答してもらい、対応のあるt-検定を用いて分析した。

結果:
受講後の最高血圧は受講前に比較して平均11.86mmHg低い数値を示した。最低血圧は平均して5.44mmHg低い数値を記録した。スピリチュアリティスコアに関しては、受講後非常に高い数値が得られた。

結論:
セルフアイデンティティ ホ・オポノポノには統計的にも臨床的にも平均血圧を顕著に低下させる効果が認められた。スピリチュアリティスコアは受講後上昇した。そこで我々は、ホ・オポノポノは高血圧症の補助的治療として有用と思われるとの結論を得た。この予備的所見を実証するためには、更なる調査が必要である。<
キーワード:
セルフアイデンティティ ホ・オポノポノ、高血圧症、スピリチュアリティ

本研究で我々は、セルフアイデンティティ ホ・オポノポノのクラスを受講し、自己をより良く理解することが、高血圧のコントロールに役立つという仮説を立てた。

序文
本稿はセルフアイデンティティ ホ・オポノポノの初期的研究である。セルフアイデンティティ ホ・オポノポノはハワイで培われた問題解決法で、ストレスを認識しそこから解放される為のアプローチである。本研究ではセルフアイデンティティ ホ・オポノポノをスピリチュアリルインターベンション(スピリチュアリティに働きかける介入行為)として行なう。セルフアイデンティティ ホ・オポノポノでは「悔悟し、許し、変換する」というプロセスを踏むことによりセルフケアを図る。セルフアイデンティティ ホ・オポノポノはまた、潜在意識、意識、超意識(心、肉体、魂)のよりよい相互関係を築くための方法であり、新たに関係を築くことにより、自己自身をより良く理解することができるというものである。ホ・オポノポノとは「物事を正しくする、修正する」(注*1~3)という意味である。このインターベンションの支持者は心、肉体、魂が一致して働くようになればそれだけ、健康に悪影響を与えるようなストレス、緊張、紛争から自由になり、解放されると主張している。我々は「セルフアイデンティティ ホ・オポノポノを学び、自己をより良く理解することによって、高血圧をコントロールできるのではないか」という仮説を立て、本研究を行なった。高血圧前症および高血圧症に罹患している研究参加者に、標準的高血圧症への治療行為に加えた補助的治療として当該クラスを受講してもらった。

方法
研究デザイン
本研究はインターベンション前後の参加者自身を対照とする縦断的研究である。研究参加者は総勢23名の成人であり、主としてハワイ在住のアジア系、ハワイ系、その他太平洋諸島系民族である。全員が30歳以上で、高血圧前症または高血圧症を罹患している。但し、妊婦、囚人、ハワイから移住予定のある者、投薬治療に重大な変更があった者、重篤な病気に罹患・または死亡リスクが高いと認められる者(末期患者、ホスピス入院患者など)は、本研究の研究参加者リストから除外した。本研究はハワイ大学 施設内治験審査委員会にて承認された。

研究参加者募集方法
研究参加者募集のため、チラシ配布、各市民集会での公表、口頭または電話による伝達、インターネット掲示、地域イベントでのブース設置などを実施した。公表、配布など募集活動はシニアセンター、健康促進の為の各催し、教会、ショッピングモール、歯科医院、薬局、その他様々な場で行なった。募集活動はスピリチュアリティに対する受容度の如何に関わらず、すべての成人に公開され、インターネットを通じても一般からのアクセスができるようにした。

研究の手順
研究参加者は初めに人口統計学上データ、健康状態、スピリチュアルプロフィール等に関する質問表に回答した。また研究参加者それぞれのスピリチュアリティへの感覚に応じたスピリチュアリティに関する2種の質問書に本研究の開始時と終了時に回答してもらい、実験前と実験後の比較を行った。血圧測定はおよそ1週間間隔で9回行なわれた。実験前血圧測定は研究参加者の登録時、すなわちインターベンション(セルフアイデンティティ ホ・オポノポノ 半日クラス受講)45日前(ないし45日以下)から始め、実験後血圧測定はインターベンション受講2ヶ月後まで追跡調査として行なった。血圧測定はシニアセンター、地域の医療機関など予め当方で準備した血圧測定場所で研究参加者が予約の上行なわれた。研究参加者が予約した血圧測定に現れなかった場合は、当方から電話連絡の上再予約してもらい、計測した。血圧はおおよそすべての研究参加者について1名の監督責任者が測定、管理した。
研究参加者は毎回血圧測定の際、計測前に5分間休息するよう勧められる。続いて研究参加者は椅子に深く腰掛け、背中を椅子の背に付けて真っ直ぐ伸ばし、床に足をぴったりとつけ腕を心臓の位置まで上げる。各研究参加者に合う腕帯を上腕8分目あたりに巻いて計測した。計測は来訪の度に3回ずつ行なわれ、可能な限り3回とも同じ腕で計測した。研究参加者の血圧が通常よりも高い場合、または胸痛、心悸亢進、めまい、視覚変化などの症状が見られた場合は、医師の診断を受ける様に指示した。研究実施中、研究参加者はそれまで受けていた通常の治療行為はそのまま継続し、かかりつけの医師から変更する様特段指示がない限り、食事、運動療法もそれまで通り継続する様に指示した。本研究中に体調その他に変化があった場合は各研究参加者がつける日誌にその旨記入する様指示した。
(p625)

可変要素
血圧計は、医療従事者用デジタル式自動血圧計を2台確保し、使用した。この血圧計の精度は医療機器基準SP10-1992号に合致あるいはそれより高精度の機器である。(注*4,5)
スピリチュアリティ測定の尺度として2種の質問表を使用した。第一の質問表はSpiritual Orientation Inventoryで、85問からなる7点法リッカ―トタイプの設問に答える形式である。質問は9のスピリチュアリティを反映する。(注*6)この質問書を選んだ理由は2つある。第一に本質問表はスピリチュアリティのみを判断し、宗教性についての評価はしていない。第二に質問のテーマがスピリチュアリティに関する一般的なテーマと一致している。そこで本質問表を選択した。
スピリチュアリティ測定の尺度として選んだ2つ目の質問表はSupplemental Spirituality Questionnaireである。この質問表は14段階の7点法リッカート尺度による設問に加え、「今日は自身のスピリチュアリティをどのように感じていますか?」という質問に答えるようになっている。
以上のような2つの測定法を通し研究参加者に幸福、生きる意味と目的、許すこと、平和などについて個々の考え方を聞き、それぞれのスピリチュアリティに対する認識を評価した。
インターベンション
本研究のインターベンションとしてセルフアイデンティティ ホ・オポノポノの4時間クラスの講義がなされた。講師は講義、ディスカッション、対話による問題解決、問題解決までのプロセスや方法について分かち合い、質疑応答などを組み込んで指導した。研究参加者は学んだことを日常生活に取り入れることも出来ると伝えられたが、インターベンション後に復習するよう求められることも、調べられることもなく、各参加者の自主性に任された。
統計分析手法
血圧測定はGEE一般化推定方程式にて分析し、反復測定とみなしデータ解析した。(注*7,8)回帰モデルでは、血圧が従属(目的)変数に相当し、血圧計測がインターベンションの前後に行なわれた事が確認できれば、指標変数が独立(説明)変数となる。モデルから算出された結果ではインターベンション前と後で血圧測定値に違いがあった。モデルにはインターベンション前後に測定した値が4組含まれる。本研究の主要目的であるが、インターベンション前の血圧測定値はインターベンション後2ヶ月経った時の血圧測定値と比較した。また、その他の分析としてインターベンション受講当日に受講前と後での計測値を比較した。また、インターベンション後1ヶ月目、2ヶ月目の血圧測定値をそれぞれインターベンション前血圧測定値と比較した。スピリチュアリティに関する質問表2種から得られたスピリチュアリティ測定値は対応のあるt-検定を用いて分析した。
結果
研究参加者の83%が50歳以上であり、全体の70%は女性である。また65%がハワイ民族、またはハワイ系民族であり、22%がアジア系民族である。(表1参照)。研究参加者は全員長期間(6年以上)のハワイ在住者である。参加者に妊娠している方は居らず、全員通訳を必要としない。また全員が歩行可能で言語による意思疎通が可能、識字者である。35%(23名中8名)は高血圧前症または高血圧症に加え、糖尿病との診断を受けたとの申告をしている。9%(23名中2名)は喘息の既往歴があった。研究参加者の6名がその他の既往症・健康状態を以下のように申告している。心筋梗塞、ペースメーカー使用、脳血管発作および軽微の発作=1名、深部静脈血栓症、および血栓フィルター使用=1名、出血(部位不明)=1名、胸のしこり=1名、てんかん=1名、メニエール病、肥満、甲状腺機能低下、およびアルコール依存症=1名。
研究参加者の50%が何らかの形で運動をしていると回答した。26%が毎日30分のエアロビクスを行っている。(表2)参加者のほとんどがアルコールの摂取を控える、カロリーを控えた食事を心掛けるなど、何らかの形で健康に留意している。ほぼ全員(87%)が自分は健康を維持するために積極的に何かをしていると認識しており、更に健康になりたいと望んでいると答えた(より健康になりたいと回答・・91%)。74%が降圧剤を服用している。服用している降圧剤には利尿剤、β遮断薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、カルシウムチャンネル遮断薬、アンジオテンシンレセプター拮抗薬などがある。5名の研究参加者の降圧剤の投薬治療内容が変わった。2名が服用量を減らし、2名が薬剤のレベルを変更し、1名が服用を始めた。
研究参加者はスピリチュアリティに関しても質問を受けた。スピリチュアリティという言葉の解釈については参加者それぞれの解釈に任された。多く(86%)の参加者が自分自身のことをスピリチュアルな人間であると感じていた。22%が非常にスピリチュアルな人間であると感じており、78%が自身のスピリチュアリティを平均的と感じていると答えた。スピリチュアリティに関する質的質問に対しての答えの中に繰り返し現れるテーマにはハイヤーパワー(偉大な存在、力)への信仰、スピリチュアリティへの肯定的認識などがある。研究参加者全員がスピリチュアリティは健康である為に重要と考えていると答えた。
インターベンション前と後に繰り返し計測し求めた血圧測定平均値の差は顕著にあらわれた。インターベンション、セルフアイデンティティ ホ・オポノポノ受講してから1ヶ月ごとに著しく血圧は下がっている。(図表1、表3)平均最高血圧は1ヵ月後には7.83mmHg、2ヵ月後には11.86mmHgインターベンション前より低い値をしめした。同様に平均最低血圧もインターベンション実施1ヵ月後に4.16mmHg、2ヶ月には5.44mmHg低い値となっていた。インターベンション実施当日だけで見ると、平均血圧は高くなった。図表1は 研究中の最高/最低血圧の変化の経過比較である。
スピリチュアリティ測定値はインターベンション後平均3ポイント増えている。結果は研究参加者23名中、インターベンション前後ともスピリチュアリティに関する質問に回答した21名の回答を下に分析した。Spiritual Orientation Inventoryによる測定の平均値(プラスまたはマイナス偏差値)は前後でそれぞれ5.42±.81と5.70±.67(P=.02, 95%、CI=0.06,0.51)であった。Supplemental Spirituality
Questionnaireによる測定の平均値はインターベンション前には5.67±1.23であったのに対しインターベンション後は5.98±.99(P=.01, 95%、CI=0.09,0.53)であった。
(p626)

考察
我々の行なった研究結果はセルフアイデンティティ ホ・オポノポノが血圧コントロールに有益な効果をもたらすことを示唆している。平均最高/最低血圧はインターベンション後共に低い値を計測した。この血圧降下に対する評価については、既に出版されている文献、運動によるインターベンションの血圧コントロールについての各資料等で比較検討することができる。(*注9~12)インターベンション前後の研究参加者自身を対照とし、繰り返し計測するという研究デザインを選択したのは、患者特性による混乱を避ける為である。なお研究期間中、各研究参加者の患者特性に変化はなかった。患者特性とは社会的、経済的地位、総体的健康状態、家族構成などを指す。このような予備的研究法であれば、コントロール群を必要とする研究デザインより小さいサイズのサンプルで可能である。更に、本研究ではインターベンションの参加を勧め、研究参加者全員が受講した。
ところで本研究結果の一般化可能性(示された研究が一般化できるかどうか)が制限され得る要因がいくつか考えられる。第一に実験前後の結果間では平均回帰が起きた可能性がある。しかしながら、ほとんどすべての研究参加者が本研究前の状態では常に高血圧であったこと、本研究の対象として選ばれた研究参加者の血圧測定値はすべて短期間の測定値を基にしていないことをここで述べておく。次に参加者がこのスピリチュアリティに基づくインターベンションに参加した理由は、個人の信仰や偏向性に因るものである可能性があり、こうした研究の成功を望んで参加したという場合もないわけではない。他に考え得る制限は23名中5名の参加者が投薬治療に変化があった点である。この投薬内容の変化は結果をどちらにも(血圧の上昇/低下)影響を及ぼす可能性があったと考えられる。更なる研究の際にコントロール群を設定することにより、平均回帰、投薬内容の変化などに起因する潜在的バイアスを最小限にすることができよう。
本研究におけるインターベンションが血圧や健康に肯定的変化をもたらすメカニズムについて、セルフアイデンティティ ホ・オポノポノにより、実際にストレスを軽減することが出来たという経験が精神的、肉体的、霊的レベル(心、肉体、魂)での治療につながったと推測する。セルフアイデンティティ ホ・オポノポノの基本はストレスからの解放であるから、本研究のインターベンションは、神経を落ち着かせると血圧が下がるという一般的な生理現象を促したとも考えられる。昨今の研究で、慢性的ストレスに伴い視床下部・下垂体・副腎系軸より分泌されるコルチゾールが、血圧上昇やセロトニンのアンバランスを引き起こすことは既に証明されている。(*注13)更に、ストレスは神経系統を刺激してカテコールアミンを発散させ、血管収縮作用を引き起こす恐れがある。(*注14)このように、血圧はストレスレベルが軽減されると、様々なメカニズムにより正常化されることが立証されている。インターベンションによる第二の効用はスピリチュアリティレベルが高まることであろう。スピリチュアリティスコアと血圧に相互関係があるか否かについては本試験的研究では判断はできない。
セルフアイデンティティ ホ・オポノポノは、そのメカニズムがどのようなものであれ、臨床的に重要な、顕著な血圧の低下を実施2ヵ月後にもたらし、スピリチュアリティスコアも高めることができた。社会経済的に弱い立場にある多くの民族の中で高血圧症の発症率は非常に高く、健康格差の広がりを表わす一つの現象と言えるであろう。このインターベンションは殊にハワイ民族特有のものであり、文化的に受容しやすいと考えられる。
(p628)

ホ・オポノポノと高血圧管理 Kretzer他

セルフアイデンティティ ホ・オポノポノはインターベンション受講2ヵ月後に臨床的にも意義ある顕著な血圧降下をもたらし、スピリチュアルスコアも高めることが出来た。

セルフアイデンティティ ホ・オポノポノは生活の中に簡単に取り入れやすく、非侵襲的(痛みや危険を伴うことがない)であり、低コストで内容を理解しやすく、肉体的、社会的なリスクも伴わない。高血圧症、高血圧前症患者の血圧安定に効果のあるインターベンションであると同時に、実践する人に一層の安らぎを与えることができる。セルフアイデンティティ ホ・オポノポノは、臨床的にも注目され評価されている。このインターベンションは高血圧症に対する効果が期待されるだけでなく、他の健康状態にも有益な効果をもたらす可能性がある。この予備的観測を確証するには無作為に抽出した臨床試験の実施が更に必要である。

謝辞
この研究はNational
Institution Health Grants No.R25RR019321(CRECD)および5P20RR011091(Clinical Research Center)の資金提供により実現した。
我々は専門知識の提供、インベンション実施のアシスタントおよびすべての研究参加者への教育サポートをして下さったThe Foundation Of I Inc. Freedom of the Cosmosに感謝するものである。
(P765)
肥満、尿酸と高血圧
高血圧症に罹患している黒人成人の数は大変多い。そこで我々は黒人に高血圧症患者が多いことと尿酸の関係を明らかにしたいと考えた。我々は217名の黒人と白人女性を南アフリカより募集し、彼らの尿酸値、血圧および体重、身長、胴囲を測定した。

測定の結果、黒人女性は白人女性に比較して血圧が高く、また尿酸値は白人女性より黒人女性の方が低かった。そこで我々は本研究において黒人女性は白人女性に比較して尿酸値の変化に敏感であるとの結論を得た。
更に、体脂肪率が高く、ことに胴部に脂肪が多い場合、尿酸値が血圧に一層大きな影響をおよぼすことが分かった。過剰な体脂肪がある状態を肥満と言うが、これは現代、全世界的な問題である。WHO(世界保健機構)によると、現在少なくとも4億人が肥満である。WHOは2015年までに肥満人口はおよそ7億人にまで膨れ上がると予測している。その数の膨大さには呆然とするばかりである。
黒人女性において、尿酸値が血圧に多大な影響を及ぼすという発見は、医師が血圧コントロールを行なう上での一助となろう。

文献:A Comparison of Uric Acid Levels in Black African vs Caucasian
Woman from South Africa The POWIRS Study

I.M. Palmer MSc;A.E; Schmate, PhD; H.W.Huisman, PhD; J.M. Van Rooyen, DSc; R.Schuste, PhD; L.Malan PhD; N.T. Malan, DSc

 

表1 研究参加登録者の人口統計学的分布

登録者 割合
年齢 59.5 ±11.2
性別 女性 16(70%)
男性 7(30%)
民族 ハワイ民族・ハワイ系民族 15(65%)

アジア系 5(22%)
白人系 2( 9%)
その他 1( 4%)
体重 女性 180±49
男性 235±92
ハワイ在住期間 47.6±19.4

 

表2登録時の健康およびスピリチュアルデータ

スピリチュアリティに関する質問
あなたは自分自身がスピリチュアルだと考えますか?
YES 19(86%) NO 3(14%)
あなたのスピリチュアリティを点数で表わしてください。
平均:18(78%) 全体的: 5(22%)
健康にはスピリチュアリティが重要な関わりを持つとあなたは思いますか?
YES 22(100%)
健康に関する質問
タバコを吸いますか?
YES 1(4%)
日常的に運動をしていますか?
NO 11(50%)
有酸素運動を一週間に数回以上定期的に30分以上行なっていますか?
YES 6(26%)
一週間のアルコール摂取量を健康のために制限していますか?
YES 19(83%) 男性30ml以下/週 女性15ml以下/週
低脂肪食品を摂っていますか?
YES 15(65%)
ご家族に高血圧症の人はいますか?
YES 21(91%)
高血圧症の投薬治療を受けていますか?
YES 17(74%)
健康維持の為に積極的に何かをしていますか?
YES 20(87%)
健康促進の為にもっと何かを始めたいと思っていますか?
YES 21(91%)

 

図表1 最高血圧測定値

8
6
4
2
0
-2
-4
-6
-8
-10
インターベンション当日 30日後 30日後二回目 60日後

最低血圧測定値

20
10
5
0
-5
-10
-15
-20
インターベンション当日 30日後 30日後二回目 60日後

 

表3 インターベンション受講前と後の最低血圧値と最高血圧値の比較

インターベンション 平均最低血圧値の差 p値 平均最高血圧値 p値
インターベンション後のすべての測定値 -6.81(-12.86,-0.76) 0.03 -3.51(-6.02,-0.99) 0.01
インターベンション 当日 6.35(0.80,11.90) 0.03 4.37(2.05,6.69) 0.001
インターベンション 1ヶ月後 -7.83(-13.86,-1.80) 0.01 -4.16(-7.42,-0.90) 0.01
インターベンション 2ヶ月後 -11.86(-20.77,-2.96) 0.01 -5.44(-9.03,-1.85) 0.003

 

Refererences

1.The Foundation of I,Inc:(Freedom of the Cosmos).Self Identity through

Hooponopono Basic 1 Manual 8th edition. Hong Kong FOI:1990

2.The Foundation of I, Inc.(Freedom of the Cosmos).Available at

http://www.hooponopono.org. Last accessed 7/27/07.

3.Simeona M.(Honolulu:s.n.1992).Mornah Nalamaku Simeona: of papers,newspaper

clippings about Mornah Nalamaku Simeona.

Availaable at the University of Hawaii at Manoa Library.

4.O’Brien E.Waeber B.Paran G. Starsen J.Myers MG.Blend pressure measuring

devices, recommendations of the European Society of Hypertension.

BMJ 2001:322:531-536

5.Welch Allyn. Spot Vital Signs 420 Series Operator’s Manual. Skanctelex

Falls, NY:Welch Allyn 2002.

6.Elkins DN, Hedstrom LJ. Hughes LL. Leaf JA, Standers C. Toward a

humanistic-phenomenological spirtuality definition description,and

measurement

.J Human Psychology 1988-28:5-18.

7.Laing KY, Zeges ST.Longitudinal data analysisi using generalized linear

models.Biometrica. 1986;73:13-22.

8.Lipsiez SH. FitzMaurice GM, Oray FJ.Laird NM. Performance of generalized

cultinating equations in practical situations.Bioamerica 1994:50270-278.

9.Cooper AR Moore LA, McKenna J. Riddoch Cj.What is the magnitude of blood

pressure response to a programme of modern intensity cyertise?

Randomised controlled trial among sedenary adults iwth unmadiacred

hypertension. Br J Gen Proc. 2000:50-958-962.

10.Nakamura M.Itoh H. Ikeda C.et al. The efficacy of aerobie exercise

therapy on hypertensive patients with mild carliac complications Ann Aced

Med Singapore 1992:2138-41.

11.Ohkubo T, Hozawa A. Nagamuta R. Effects of exercise training on home

blood pressure values in older adults: a medonized controlled trial.J

Hyperten. 2001 19: 1045-1052.

12.Tsai JC, ChangWY Kao CC.LuMS Chen YJ.Chen P. Beneficial effect on blood

pressure and lipid profile by programmed exercise training in Taiwanese

patients with mild hypertension.

Clin Exp Hyperten. 2002 24. 315-324

13.Brainer & Siddarth’s Textbook of Medical Surgical Nursing. 10th edition.

Philadephia Lippinocott, Williams &Silkins; 2004

14.Hansen S. Mental health issues associated with cardiovascular disease in

woman. Pshyiatric Clinic North Am 2003:26:693-712

AUTHOR CONTRIBUTIONS

Design concept of study: Kretzer, Harrigan Acqusition of data:

Kretzer,Harrigan

Data analysis and interpretation:Kretzer, Davis, Easa, Johnson, Harrigan

Manuscript draft:Kretzer, Davis, Easa, Johnson , Harrigan.

Statiscal expertize:Kretzer, Davis, Harrigan

Acquisition of funding:Fretzer, Easa

Administrative, technical or material assistance: Kretzer, Johnson, Harrigan

Supervision: Kretzer, Davis, Harrigan

 よみもの血圧を下げる効果があると立証されたスピリチュアルプログラム
Open

mailmag_banner